資料3 冨川副会長提出資料

資料3冨川副会長提出資料

 自己紹介

  • 山口県萩市在住55歳
    4人の子どもの父親、17年目のPTA役員最後の年
    萩市立明倫小学校PTA会長3年、萩西中学校PTA会長5年目、山口県PTA連合会会長5年目
    社団法人日本PTA全国協議会副会長

関わりのある学校

明倫小学校

  • 毛利萩藩の藩校「明倫館」
  • 萩市の三角州の中にある、唯一の小学校で現在も木造校舎。
  • 団塊の世代時は、3000名を超える児童数があった。現在は736名(普通学級23クラス・支援学級3クラス)の児童数の市内で一番大きな小学校。地域住民の多くは卒業生である。
  • 吉田松陰の訓え「松陰教学」をもとに、教育を行っている。
    毎朝、松陰の教えを朗唱する。(卒業までに18編の朗唱)

萩西中学校

  • 市内西側に位置する、旧萩第五中学校⇒前指月中学校⇒萩西中学校。
  • 明倫小学校区から約7~8割と、白水小学校区全員。
    現在は339名(普通学級11クラス・支援学級2クラス)の生徒数の市内では2番目に大きな中学校。

学校から提供してほしい情報について

保護者に対し

  • 教育目標に沿った、具体的な取り組み
  • 学校行事の内容について
  • 学力に関すること(学力学習状況調査の公表など)
  • 教職員についてのこと
  • 学校での子ども(子どもたち)の様子…問題点(児童、生徒指導面)
    授業態度、いじめ、不登校や非行に関すること
  • ケータイやゲームに関する情報
  • 進学やキャリア教育に関すること
  • 保健(健全な体と心)に関する情報

地域に対し

  • 学校行事で地域住民が参加可能なこと(運動会・体育祭・オープンキャンパス・バザー等)
  • 現在の学校の課題や地域住民の支援について(学校支援ボランティアのお願いや状況など)

学校からの情報提供の状況について

保護者への情報提供に共通すること

  • 学校だより…校長主導でほぼ毎月発行されている。(全国学力学習状況調査結果・中学校は部活動の成績など)
  • 学年だより・学級通信…ほぼ毎週発行(担任によって多少違いはある)
  • 保健だより…ほぼ毎月発行されている。

 

保護者への情報提供、地域への情報提供

地域への情報提供

明倫小学校

上記のたよりなどにより、学校からの情報はよくわかる。

学校だよりは、PTA郊外指導の役員を通じ、各町内会長に各班の部数ほど渡され、回覧板を通じ地域住民に情報提供されている。

萩西中学校

上記のたよりなどにより、学校からの情報はよくわかる。
特に生徒指導に関するたよりは、ほぼ毎日発行されている。

情報提供は、特に行われていない。

学校の自己評価に関する情報提供の状況(教育目標や評価項目、評価結果等)について

 

自己評価に関する情報提供

明倫小学校

  • 自己評価は前期と後期の2回実施されている。(教職員・保護者・児童アンケート)
  • 教育目標は重点目標として具体的に示され(業務改善以外)、保護者や地域住民にも公表されている。
  • 保護者アンケート(記述欄あり)を実施し、その結果は保護者に抜粋し公表されているが、学校評価書までの公表はない。

萩西中学校

  • 自己評価は年1回実施されている。(教職員・保護者・生徒アンケート)
  • 保護者には、教育目標・重点目標に沿った評価項目が示され、アンケートが実施されている。結果も達成率により、わかりやすく公表されているが、記述欄がない。保護者に結果は学校だよりにより、学校評価書も公表されている。

学校関係者評価者の構成

 

評価者

明倫小学校

学校評議員(元本校校長・元本校教頭・元本校PTA会長・元本校PTA副会長・本校児童クラブ指導者・本校PTA会長)・校長・教頭

萩西中学校

学校評議員(学校支援ボランティア・元萩市教育委員会生涯学習課長・元本校PTA副会長・本校PTA会長) 本校PTA副会長・校長・教頭

学校関係者評価に関する情報提供の情報(関係者評価を行う上での情報)について

学校評価を行う外部評価者は、常に学校に関わっているわけではないので、自己評価を参考にするしかない。評価基準の数値によることとなるが、児童、生徒、保護者、教職員の特に未達成部分(なぜ低いのか)をわかりやすく記述によって表記することはできないだろうか。

学校の登下校や普段の生活の様子を、地域住民の視点から評価や記述で表記できないだろうか。

その他

  • 萩市(萩市教育委員会)では、特色ある学校づくりのため、拠点校(コアスクール)構想を実施している。そのため、コアスクールのテーマを学校評価の項目に取り入れ、特色を生かした学校づくりや、問題点を学校づくりのテーマにし、開かれた学校づくりの一助としている。
  • 拠点校(コアスクール)構想

    1. 小・中連携 地域との連携
    2. ふるさと学習 体験活動
    3. 学力向上
    4. 授業力向上
    5. 心の教育 特別支援教育
    6. 体力向上 食育・健康教育
  • 第三者評価も平成19年度から21年度まで、委員としてかかわったが、記述部分が多く、普段関わりのない学校を評価することは難しいと感じた。

日本PTAの「平成22年度教育に関する保護者の意識調査」から

  • 平成14年度から実施
  • 小学校5年生・中学校2年生保護者 各2400配布⇒有効回収数各2000弱(81.8%)
  • 結果考察 国立大学法人 政策研究大学院大学教授 学長特任補佐 今野雅裕先生
  • 調査内容
    1. 学校教育について
    2. 保護者と教員のコミュニケーションについて
    3. 家庭での躾・教育と子どもとのコミュニケーションについて
  • 調査結果より抜粋
    • 学力問題
      「学力向上のために学校に求めたいこと」
      小中保護者の3分の2⇒「習熟度別学習の促進」
    • 学習指導要領の改訂
      認知度64%情報源「新聞・テレビ」77%
      「学校からの説明」31% 
      内容「授業時数の増加」88%
      「外国語教育の充実」67%
    • 教員の資質能力、教員に求めるもの
      人間性84%
      指導力70%
    • 学校支援地域本部事業
      認知度「知っている」36%⇔43%(H21調査)
      「聞いたことがある」23%⇔24%(H21調査)
      「知らなかった」39%⇔32%(H21調査)
    • コミュニティースクールの認知度
      「知らなかった」92%
      「知っている」 7%
      ※保護者にほとんど知られていないというのは問題である。 
    • 学校関係者評価委員の認知度
      「知らない」81%
      「知っている」17%
      ※保護者に対する理解の促進が必要である。
    • 学校の情報提供で不十分なこと
      「いじめ、暴力行為、不登校など生徒指導上の課題の現状」60%
      「学習状況の評価方法」29%
      ※積極的な対応が望まれる。
    • 評価報告書
      「読んだことがある」28%
      「読んだことがない」70%
      ⇒理由「関心がない」28%
      「公表していない」 3%
      「公表しているかどうかわからない」85%
      ※学校側PTA側双方に、学校評価への対応についての理解の促進が必要になっている。
    • 保護者と教員のコミュニケーションについて
      「十分、まあ取れている」65%
      ⇒方法は授業参観やクラス懇談など43%
      個別懇談31%
      学校便りなど13%
      「あまり、全く取れていない」34% 
      ⇒どのような点で学力など学習指導面で40%
      いじめなど生徒指導面で24%

お問合せ先

初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付

若林・中村・志村
電話番号:03-5253-4111(内線3705)

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(初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付)