資料4-1 教育WGにおける主な意見

コミュニケーション教育の趣旨や意義について

○コミュニケーションを交わす中で、論理的に考え、表現するということが必要になってきている。
○日本の教育では、クリティカルシンキングに基づいて議論する方法論が教えられていない。言語技術の部分からきちんと考えるべき。
○コミュニケーションをとるのがおもしろくて仕方がない、人と関わりたいという子どもをいかに育てていくかという視点に着目したい。
○発達に課題のある子どもたち、問題行動を起こす子どもたち、あるいはクラス経営が困難な学級に対してこそコミュニケーション教育の機会を積極的に設けるべき。
○言葉、物(道具)、身体の3つを統合的に使いこなした表現活動によってコミュニケーション力を育むという考え方に依っている。
○寡黙な子どもや生徒指導上問題のある子どもたちが、演劇活動を通じて自由にのびのびと表現できるようになるとの効果が見られた。
○コミュニケーションについて、教育学的、言語学的、社会学的それぞれで定義が異なる。

教員の資質向上方策について

○学校の教員は、新しい取組を始めるにあたって、負担が増える、他の教員の協力を得るのが難しいといった不安や懸念を持つことが多い。この点を解決する必要がある。

その他 連携・普及WGに関する事項

○コーディネーターは、学校の事情、アートやアーティスト等の事情の両方に精通し、地域に根ざしている民間のNPO等から起用するのがよい。
○芸術表現を用いた活動がコミュニケーション能力の育成につながるということが明確になれば、未実施校にも普及していくのではないか。
○外部講師の養成が重要。また、講師には子どもたちと双方向のコミュニケーションを通じて、意図的にワークショップの目標に向けて子どもを導いていく資質が求められる。

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初等中等教育局教育課程課