平成19年2月に「教員に必要となるICT活用指導力」は,5つの大項目と18のチェック項目から構成された「教員のICT活用指導力チェックリスト」として公表された。教員のICT活用指導力チェックリストの5つの大項目について説明する。
教員のICT活用指導力チェックリストの5つの大項目に示された能力を身に付けることは,学習指導要領に示された情報教育の充実,コンピュータなどや教材・教具の活用を図る上で重要である。ここでは,学習指導要領と教員のICT活用指導力チェックリストの5つの大項目との関係について説明する。
情報モラル指導モデルカリキュラムの5つの柱と,教員が身に付けるべき能力を示した「教員のICT活用指導力のチェックリスト」の「D 情報モラルなどを指導する能力」の4つのチェックリストは密接な関係をもっており,教員は「教員のICT活用指導力のチェックリスト」を参考に,研修などを通して継続してICT活用指導力を向上させる必要がある。
平成19年3月からは,「IT新改革戦略」に掲げられた教育の情報化の目標の達成状況等について把握するため,「教員のICT活用指導力のチェックリスト」に基づいた調査が始められた。その概要について説明する。
初等中等教育局参事官付