校務の情報化を進める目的とめざすものについて、「2 校務の情報化が生み出す学校の変容」を視野に入れて簡単に述べる。なお、この章で記述されている校務の情報化例は、基本的に教職員一人一人に一台ずつのコンピュータが配当されている場合を想定していることを記す。
※ 校務の情報化が進んでいる職員室の様子(解説入り)などを示すイラストを入れたい。
校務の情報化により、教職員の業務がどのように軽減・効率化するのかについて、それぞれの立場(職名別)から、具体例を示しながら述べる。
職員掲示板や電子メールの活用により、管理職から教職員への伝達や、管理職と教職員間とのコミュニケーションが頻繁に行えることにより、学校運営の効率化と改善が進むことを一例として示す。
教員が処理する各種文書作成(指導要録、通知表、成績処理、各種提案など)が、校務の情報化によって、効率的に作成することができ、業務の軽減が図れることを一例として示す。
児童・生徒の健康診断データの一元化により、保健指導文書作成や保健統計処理が効率的に行うことができることを一例として示す。
校務の情報化により、献立の作成や食数管理作業の軽減をはじめ、児童・生徒への給食指導も校内掲示板等を活用して行うことができることを一例として示す。
校務の情報化により、各種手続きの周知や処理の効率化が図れたり、備品管理等が教育委員会のデータと連動して、適正に行うことができることにより、業務の軽減が図れることを一例として示す。
校務の情報化により、児童生徒への教育に、また学校経営にどのように変化をもたらすかについて、具体例を示しながら述べる。
教職員の校務の軽減化・効率化を図ることにより、児童生徒に接する時間を増加させて、学習指導や生活指導を充実させる例を示す。
指導案や自作教材の電子化・共有化は、教員の同僚性を高めたり、授業を充実させたりする例を示す。
職員室ネットワーク等を利用しての児童生徒情報の電子化・共有化は、複数の教職員によ多面的な児童生徒のとらえを生み出し、より個に応じた教育を進めることができる例を示す。
グループウェアの導入等で、連絡事項を、職員朝会を開くことなく周知したり、教職員の動向や文書の一覧ができたり、入力された情報の二次利用、三次利用により、何事もスピーディに進めたり、教職員が本来すべき業務により時間を割くことができ、学校経営全体の改善が図れる例を示す。
学校評価の電子システム化により、評価入力や分析が簡単にできるようになり、学校の現状分析、改善、公表等が効率的にでき、学校経営の改善が促進する例を示す。
校務の情報化により、学校と保護者、地域との関係にどのような変化をもたらすかについて、具体例を示しながら述べる。
Webページや電子メールなどにより、学校の理念や教育方針、教育活動の内容などを情報発信することで、保護者が学校の日常を理解し、学校への信頼を高める例を示す。
不審者情報などを保護者にメール配信したり、ICカードを利用した登下校状況の把握などに情報システムを活用したりすることで、安全で安心できる学校づくりが推進できる例を示す。
Webページなどの情報公開ツールを活用し、地域へ積極的に情報公開することにより、地域への説明責任を果たすことができること、また、地域による学校教育活動への理解を深め、地域との連携を生み出すことができる例を示す。
校務の情報化の進め方モデルを記述する。
※ 文字だけでは,イメージしにくいのでイラストを入れたい。
初等中等教育局参事官付