資料3 高等学校における発達障害支援モデル事業における成果の事例(進路指導や自己理解)(平成19~20年度指定モデル校事業報告書より)

○ 成果としてあげられていること

・進路指導に結びつけたSSTについては、従来からの進路指導の要素を生かした実践を行い、一定の成果を挙げた。(静岡県立浜松大平台高等学校)

・1年次、あるいは早期からのキャリア教育を充実させることにより、職業生活の準備を行うことが重要。(大阪府立佐野工科高等学校、熊本県立芦北高等学校)

・就労体験実習を実施することにより、職業適性の発見や自己理解の促進、一人ひとりの障がいの状況に応じた支援や援助の在り方、実習授業等の成果測定や指導法の検証等、つぎのステップに向けた課題を多数見出すことができた。(大阪府立佐野工科高等学校)

・進路実現を目指す支援の在り方を研究する中で、卒業後の進路を見据え、社会に出た際に不可欠となる「コミュニケーション能力」を高める取組に加えて、就労体験を行ったことは、生徒の進路意識の高揚と進路先の決定につながった。(熊本県立芦北高等学校)

・高校生である彼らの気持ちを最優先にして取り組んだことで、当事者自身が「自分の特性を客観的に知る機会になった」「良いところ・優れたところを確認でき、自信が持てるようになった」「不得手なところを知り、生活の中で注意することが確認できた」等と述べている。(京都府立朱雀高等学校)

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