資料6　子どもの徳育に関する懇談会「審議の概要」骨子イメージ（たたき台）

はじめに  

・ 懇談会設置の背景、趣旨
・「審議の概要」をとりまとめる趣旨　など

1　徳育に対する基本的な認識（徳育とは）

・本報告書における「徳育」の語の意味
・個人と社会規範（内面と外面）の関係
・徳育を通じて身に付けさせる資質・能力
・知育・体育・食育との関係  　　　　　　　　　　　　 など

　　　→　｢徳｣を教えることの困難と必要性・重要性

2　現代の子どもの成長と徳育をめぐる課題  

○社会構造の変化と子どもの成長・徳育への影響
　・「私事化」の進展、価値観の多様化、地縁的なつながりの希薄化、社会規範の弱体化・流動化
　・メディアの発達、直接体験の機会の減少　　など

○子どもの発達の視点
　・ 子どもの成長過程における一定の発達課題の存在
　・ 現代の子どもの発達（つまずき）の特徴を踏まえた対応の必要性

3　各発達段階において重視すべき課題

※  発達心理学等の知見を踏まえつつ、さらに、現代の子どもの育ちをめぐる状況を総合的に見て、各発達段階で重視すべきと考えられる課題を整理（学術的な意味での「発達課題」とは必ずしも一致しない。）

(1) 乳幼児期

○ 愛着の形成（人に対する基本的信頼感の獲得）
○ 基本的生活習慣の形成・生活リズムの確立
○ 遊び等を通じた「子ども社会」への参入（道徳性・社会性の芽生え）

(2) 学童期　

[小学校低学年]

○善悪の判断や規範意識に関する基本的な尺度・枠組みの形成
　・「人間としてしてはならないこと」に対する知識と感性の涵養
　・集団や社会のきまりを守ろうとする態度の育成

○自然や美しいものに感動する心などの育成（情操の涵養）

[小学校高学年]

○他者との関わり、集団の中での協力等育成
　・自他の尊重、他者への共感（思いやり）等の意識の涵養
　・集団における役割・責任の自覚と行動化

○現実世界への好奇心（興味・関心、意欲）の涵養

(3) 青年前期　[中学校]　　　

○自己についての思索
○社会の中で自立して生きるためのスキルの向上
○法やきまりの意義の理解

（4) 青年後期 [高等学校]

○自らの生き方についての選択・進路の決定
○社会的に責任のある行動の遂行

4  家庭・学校・地域の役割と社会総がかりによる徳育の推進等

(1) 家庭・学校・地域の役割

・役割分担についての考え方
・家庭・学校・地域における取組に関する提案

(2) 社会総がかりによる徳育の推進等

○社会全体で子どもの成長を支える体制づくり
　・関係機関の連携
　・子育て・徳育への社会全体の関心の喚起

○メディア社会における課題への対応
　・子どもとメディアとの望ましい関係づくり
　・情報モラル教育の推進

○子どもの多様な活動の場・体験の機会の整備
　・子どもと大人の交流の場、ボランティア等の地域活動の場の整備
　・親子の共通体験、自然体験、社会体験等の体験活動の機会の整備
　・読書活動の推進

5　今後の検討課題　

おわりに