→ 家庭や地域との役割分担について、どう考えるか。
→ 公教育機関としての学校に求められる役割とその限界について、どう考えるか。
【学校の役割について(これまでの会議意見から)】
・ これまで学校の多くを求めてきたが、もはやそれだけでは限界があるのではないか。
など
→ 教師の権威の低下が指摘されるが、このことについてどう捉えるか。
→ 教員の資質向上のためには、どのような対応が求められるか。
【教師について(これまでの会議意見等から)】
・ 子どもと教師との関係が友達関係になっていないか。
・
価値観の多様化・社会規範の流動化に伴い、教師自身も自信を持って規範や道徳を教えることが難しくなっているのではないか。
→ 徳育における様々な内容・手法の中で、どのような内容・手法を特に重視すべきか。
→ 行政としては、どのような対応・支援が求められるか。
〔様々な内容・手法の例〕
読み物(道徳教材、伝記、寓話の本など)による指導、生活指導、集団・社会のルールの指導、スキル学習(コミュニケーションスキル、人間関係スキルなど)、市民性の教育・法教育、生徒指導、学級の活動、部活動、健康教育、スポーツ、集団活動、体験活動・奉仕活動、読書活動
など
《参考》学校における道徳教育の充実に関する施策
○学習指導要領等の改訂
* 発達の段階に応じて指導内容を重点化
・体験を重ねながらきまりの必要性に気づく(幼稚園)
・挨拶、人間としてしてはならないことをしないこと、きまりを守るなど(小学校)
・法やきまりの意義への理解を深める、社会の形成への主体的な参画など(中学校)
*
道徳教育推進教師(道徳教育の推進を主に担当する教師)を中心に、全教師が協力して道徳教育を展開することを明示
*
先人の生き方、自然、伝統と文化、スポーツなど、子どもたちが感動を覚える魅力的な教材の活用を明示。
○教材の充実
*
新学習指導要領の趣旨を踏まえ、「心のノート」を改訂(→小学校第1・3・5、中学校1年の全児童生徒に配布)
*
学校で使用する道徳教育用教材に対する新たな財政支援を試行
○指導者の養成
*
道徳教育に関し、各地域において研修の講師等としての活動や各学校への指導・助言等を行う指導者を養成するための研修を、独立行政法人教員研修センターにおいて実施。
○指導方法・指導体制等に関する研究
*
新学習指導要領の下での道徳教育の指導内容や指導方法、指導体制、校種間連携等や、魅力的な教材の在り方について調査研究を実施。
初等中等教育局児童生徒課