資料4 教育課程部会「審議経過報告」における各教科等の指摘事項(「言葉」と「体験」関係)
各教科等における課題(審議経過報告の指摘)
|
国語 |
算数、数学 |
理科 |
【言葉】 |
〔国語は、全体として言葉の重視に関連〕 |
- (小学校・中学校共通)
様々な数量的なデータを分類整理し比較したり、グラフ化したりすること、仮説を立てて実験し評価し改善することなど、実感を伴って理解し、論理的に思考し適切に表現する力を、国語力の育成とも関連させながら確実に育成することが重要。
|
- (小学校・中学校共通)
様々な数量的なデータを分類整理し比較したり、グラフ化したりすること、仮説を立てて実験し評価し改善することなど、実感を伴って理解し、論理的に思考し適切に表現する力を、国語力の育成とも関連させながら確実に育成することが重要。
|
【体験】 |
|
- (小学校・中学校共通)
作業的・体験的な活動を通じて、事象の中に潜む関係を探り規則性を見いだしたり、これを分かりやすく説明したり一般化したりするなどの算数的・数学的活動をより一層充実し、数学的な見方、考え方を育成することが必要。
- (小学校・中学校共通)
小数や分数の計算の意味、関数や確率について、実生活と関連付けたり、体験したりして理解することが重要。
|
- (小学校・中学校共通)
見通しや目的意識を持った観察、実験を通して探求的な活動を一層充実し、科学的な思考力を育成することが必要。
- (小学校・中学校共通)
粒子やエネルギーなどの基本的な概念について、実生活と関連付けたり、体験したりして理解することが重要。
(小学校・中学校共通)
自然に親しむための体験的な活動や観察、実験、ものづくりなどの活動の一層の充実を図り、子どもの興味・関心を高めることが必要。
|
各教科等における課題(審議経過報告の指摘)
|
社会 |
家庭、技術・家庭 |
生活 |
【言葉】 |
- (小学校・中学校共通)
社会を客観的な視点から理解するための具体的な資質・能力を育成することが必要。例えば、社会的な見方や考え方を身に付けること、各種の資料や新聞記事などから必要な情報を読み取ることができること、社会的事象について調べたり発表したりできること、自分の考えやその根拠を具体的・論理的に説明できることなどが重要。
|
|
|
【体験】 |
|
- (小学校・中学校共通)
日常の衣食住、情報機器や道具の適切な活用、家庭生活・経済生活に関する基本的な技能、特に食育の充実が求められる中で、食の重要性を理解し基本的な調理の技能を身に付けることなどが期待。
- (小学校・中学校共通)
ものづくりなどを通して技術を適切に評価し、管理できる力を育てることが重要。
|
- (小学校)
我が国の子どもが、自然事象に接する機会が乏しくなっている状況を踏まえて、自然事象についての体験的な理解を重視することが必要。例えば、幼稚園段階や小学校低学年においては、身近な動植物へのかかわりなどが重要。
|
各教科等における課題(審議経過報告の指摘)
|
音楽 |
図画工作、美術 |
体育、保健体育 |
【言葉】 |
- (小学校・中学校共通)
感性を高め、思考・判断し、表現するという一連のプロセスを働かせる力、主題を発想し、構想を立て、創意工夫をしながら創作活動を行ったり、作品を評価したりする力が重要。
|
- (小学校・中学校共通)
感性を高め、思考・判断し、表現するという一連のプロセスを働かせる力、主題を発想し、構想を立て、創意工夫をしながら創作活動を行ったり、作品を評価したりする力が重要。
|
|
【体験】 |
- (小学校・中学校共通)
文化・芸術の美しさや尊さなどについては、単に事柄としての知識だけではなく、実体験を通して実感的な理解を持つことが必要。
|
- (小学校・中学校共通)
文化・芸術の美しさや尊さなどについては、単に事柄としての知識だけではなく、実体験を通して実感的な理解を持つことが必要。
|
|
各教科等における課題(審議経過報告の指摘)
|
道徳、特別活動 |
外国語 |
総合的な学習の時間 |
【言葉】 |
- (小学校・中学校共通)
あいさつや社会的マナー、他者の痛みを理解する心、感情を適切な方法で表現するなど人間関係を形成するために必要な力を育てるとともに、将来を見通して主体的に判断し、適切に行動できる能力を育てることが必要。
|
- (中学校)
事実関係の伝達、物事についての判断、様々な意見等についてコミュニケーションを図れることが重要であり、コミュニケーションのツールとしての英語を使った発信力が重要。
- (中学校)
英語の学習に当たっては、世界や我が国の生活や文化についての理解、様々な言語や文化に対する関心、国際社会に生きる日本人としての自覚を養うことが重要。
|
〔子どもによる課題設定と調査研究、作品製作、学習成果の発表会等の学習〕 |
【体験】 |
- (小学校・中学校共通)
人間や文化・芸術の美しさや尊さ、生命のかけがえのなさなどについては、単に事柄としての知識だけではなく、実体験を通して実感的な理解を持つことが必要。
- (小学校・中学校共通)
例えば、乳幼児や人生の先輩たちと触れ合ったり、医師や看護師などから生命に関する話を聞く機会を持ったりすることが重要。
- (中学校)
発達や学年の段階に応じた指導に関しては、心身の急激な変化の中でストレスを感じることの多い中学校期において、例えば、道徳の時間の取組と体験活動(特別活動等)とをより関連付けた指導などの充実が重要。
- (小学校・中学校共通)
特別活動においては、生活を改善する話し合い活動、異年齢の集団活動、社会体験活動が重要。その際、発達の段階に応じて内容を系統的に示すことが必要。
- (小学校・中学校共通)
小学校、中学校、高等学校を通じて、奉仕体験、長期宿泊体験、自然体験、文化芸術体験、職場体験、就業体験(インターンシップ、デュアルシステム)などの体験活動を計画的・体系的に推進することが必要。特に、ニートの問題が指摘される中、キャリア教育の推進が必要。例えば、中学校において5日間以上の職場体験を行う「キャリア・スタート・ウィーク」などを通じて社会や職業を体験させ、生活や人生の実感を持たせることが重要。
|
|
〔自然体験、職場体験、奉仕体験等の学習〕 |