資料3 言語力の育成に関する「生活科」についての論点例

 生活科における言語の活用を通して、言語力を育成するという観点から、どのような改善事項や配慮事項が考えられるか。

知的活動に関すること

 体験活動を通して得られた気付きの質を高める観点から、例えば、次のような改善や配慮を行うことが考えられるがどうか。

  • 気付きの質を高めるために、見つける、比べる、たとえるなどの学習活動を重視すること
  • 体験したことを振り返り言葉や絵などによって表す学習活動を重視すること

コミュニケーションに関すること

 身の回りの人とのかかわりや自分自身について考えさせる観点から、児童一人一人の気付きを互いに交流することが重要になるが、例えば、次のような改善や配慮を行うことが考えられるがどうか。

  • 体験したことを伝え合う機会を増やすなど、相互の交流活動を重視すること
  • 互いの発見を共有し、発見したことの関連性や独自性に気付かせるために、発表したり感想を述べ合ったりするなどの機会を増やすこと

各教科等との関連に関すること

 小学校生活への適応や幼児教育との連携の観点から、体験と言語等とのかかわりを重視した合科的・関連的な指導を充実させることが重要であるが、例えば、次のような改善や配慮を行うことが考えられるがどうか。

  • 国語科との関連においては、例えば、生活科において体験したことから、必要な事柄を選び、順序を考えながら、分かりやすく表現することなどを重視すること
  • 図画工作科や音楽科との関連においては、例えば、生活科において体験したことを、造形活動や音楽活動として表現することなどを重視すること

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