資料2 言語力の育成に関する「総合的な学習の時間」についての論点例
総合的な学習の時間における言語の活用を通して、言語力を育成するという観点からどのような改善事項や配慮事項が考えられるか。
知的活動に関すること
問題解決的・探究的な学習を充実する観点から、例えば、次のような改善や配慮を行うことが考えられるがどうか。
- 学習活動の中でPISA型読解力における読解のプロセスを参考とした「問題意識をもつ」から「情報の取り出し・収集」から「整理・分析・思考」から「まとめ・表現」という学習の流れを重視すること
- 言語等による認知、思考、表現などにより各教科等で身に付けた内容や方法などを活用して、問題解決的な活動や探究的な活動を充実させること
コミュニケーションに関すること
他者や社会とかかわる力を育成する観点から、実社会や実生活とのかかわりを重視することが重要になるが、例えば、次のような改善や配慮を行うことが考えられるがどうか。
- 多様なグループ編成によって互いに教え合い学び合う学習活動を重視すること
- 異なる立場の人や地域の人との意見交換など、協働して課題を解決しようとすることを重視すること