人権教育の指導方法等に関する調査研究会議(第16回) 議事要旨

1.日時

平成17年6月29日(水曜日) 10時~12時

2.場所

ホテルフロラシオン青山 「孔雀・東の間」

3.議題

  1. 「第2次とりまとめ」基本方針について
  2. ワーキンググループにおける作業
  3. その他

4.出席者

委員

 福田座長、伊藤委員、梅野委員、岡田委員、塩委員、小島委員、志水委員、菅原委員、林委員、仁科委員、森委員、山田委員、若井委員

文部科学省

 宮川視学官、森嶋調査官、今泉課長補佐

5.議事要旨

(○:委員、△:事務局)

○ 前回の議論を踏まえて今後のとりまとめのフレームワークについて再度議論したうえで3つに分かれましたワーキング・グループで議論することを予定している。
 事務局より配付資料の確認をお願いする。

△ それでは配付資料の確認をする。
 資料1として前回会議の議事概要が入っている。資料2として事務局からとして第二次とりまとめの進め方として1枚のペーパーがある。前回の話し合いを踏まえて修正したものが今回のものである。資料3は各委員の希望を踏まえてのワーキング・グループの資料である。資料4は、各委員が資料を読みこなした上で第二次とりまとめの具体的なイメージをまとめたものである。

○ まず本日は、全体会として第二次とりまとめの方向とフレームワークを決めたい。
 前回の素案ではワークグループが4つあったがまとめて3つにして、修正したものを今回の資料にのせてある。まとめる方向でご意見をいただきたい。どういうフレームワークの中でやっていくかを決めたい。

○ 分量の問題なんだが、どの程度のものを考えているのか。
 高校のものがあまりない。高校の場合には絞り込んで、そこを詳しくしていくことが必要。第一とりまとめと比較し、どの程度のものを考えているのか。どんな事例を考えているのか。

△ 分量については、委員が議論して決めることと考えている。
 確かに高校のものは少なく厳しいと思う。第二次とりまとめは学校種ではなく、もうすこし包括的な形でまとめてもいいのではないか。

○ 第一次を受けて、どういうレベルの事例を提供するのか。すぐに真似できるものなのか、人権教育の理論的枠組みを踏まえた基礎的な事例なのか、そこについて意見を欲しい。
 基本的な方向とか、フォーマットという形で具体化したものでよいのか。よいということであれば、次に作業が進める。この資料2は大きく変えることはできない。議論して欲しい。

○ 自分で書くとしたらどうするのかを考えてみた。資料2の柱を変えていいのか。柱は生かしてその部分を変えていくのか。それはどっちなのか。
 このフォーマットで書いてみた。ポイントの意味が分からない。事例はどこに入るのか。どのレベルの事例を入れるのかなどが分からない。自分は発達の部分だが、発達に応じたといっても発達とは何かを出さないと意味がない。基本的な考え方を述べ、後半にモデルカリキュラムを出す。そして、そこで考えるべき課題を指摘し、全体としてどう考えたらよいのかを出す。
 あの学校がこんなことをしている、あの学校がこんなことしているでは役に立たないと思う。

○ 今のは本質的な問題である。
 第一次を受けてまとめる、事例をまとめるなど、事務局から提示があった資料2の基本的は方向性については異論がないと思う。第一次とりまとめの第1節は相当力を入れて書いた。その2節から受けて「人権教育を進める上での組織的な体制と連携に関わる視点」があり、これはW・G1になり、これまで書いた内容を加筆修正する。8項目をだしているが、構造化することができなかった。落としてはいけない内容として8項目とした。指導方法、内容は2行しか書けていない。そこも含めてきちんと書こうというのが第2節の意味である。そこに理論的なことを踏まえて書かないと読む人の役に立たない。
 事例が先にあるのではなくて、理念に基づいて書いているので、その視点でみた時に使える事例である。改めて第一次とりまとめの第2節を加筆修正するということである。それについてポイントというのは、ひとつの重要な柱というか、構成要素についての注意点とか、チェックポイントについてここにつけていけば、読む人はここを注意してやればいいということが分かる。参考のところでリソースを提供する。第2節を補強し、理論的な裏づけもつけて書こうということである。それとの関連で3節を書く。模範例的なものを出していくのかという事はここで話し合うことではあるが、わたしはそのように考えて、たたき台に賛成した。3は2との関連をはっきりさせる必要がある。

○ 第2節については加筆修正が中心で、第3節については概括的な説明を具体的にしたというイメージでいいのか。これが2つの節の違いと考えていいのか。第2節の内容と第3節の視点が似ている。理屈とその具体化と考えていいのか。また、第2W・Gと重複することも考えられる。そこをどうするのか。

○ 第2節は必然的理論を書き、それに沿う実践を第3節にあげていくという方向がよいと思う。
 また、2と3を切り離してそれぞれに特徴をつけることも考えられる。ここは決着しなければいけない。
 もう一つの問題は第1W・Gは学校全体とか行政にかかわるような内容で整理したらよいと思う。まず、第一の問題を決めるということが、フレームワークを決めることになると思う。つまり、2と3の関連づけを明確にするということである。

○ 第2W・Gの中でも体験的な活動を取り入れた工夫とか、現実に学校の人権教育をどうするのかという方法論を議論すると思う。教育委員会が学校を指導する究極のモデル例になっていくと思う。教育委員会が今後目指す研修の在り方は、どっちから考えていくのかが分からなくなってきた。

○ 最後のまとめの文章をどうするかをそろえておくことが大切ではないかと思う。
 第二次とりまとめは、第一次とりまとめの時のように文科部省でまとめてもらったものに私達がコメントを加えて完成するというパートがある。W・Gが三つ並んでいる、これをとりまとめて第二次とりまとめだとすれば、大切な部分を文科部省で担当する、第1W・Gは菅原委員が言われたことを尊重してやってみるのがよいと思う。
 資料を拝見して思ったのは、第2W・Gのまとめが第2節、第3節に即してやるのは難しいと思う。他のメンバーの方とも意見をすり合わせて考えたい。
 今のところ第一次とりまとめの最初の鑑の文章とグループの1,2,3のまとめと並んで存在するということでよいのなら、その方向で進めたい。

○ そもそも第2章の8つある項目を同時に進めていくよりも、学校、委員会などの観点でW・Gに分けてやったほうがよいということで今の状況になったと思う。第2節と第3節の関連を切ると、第3節が理論がなくただやっていいのかという問題が出てくる。

○ 第3節のところが積み残しなので第二次とりまとめでやろうということだったと思う。
 どのW・Gも重なってくると思う。ミッション自体がオーバーラップしているのでよい事例が重複する場合がでてくる。後で調整すれば言いという発想もあるが、先に考えておいた方がよい。
 質問であるが、第2節を書き換えるということだが、第二次とりまとめが出た時に第一次とりまとめはいらなくなるということでいいのか。ミッションによって提供する事例は変わってくる。

○ 視点が8つ出されていて、その一つに一つに事例をだすことも可能である。
 しかし、第3節で改善に向けたポイントとなている。1つのことについて視点とポイントの2つになっていて、そしてポイントとは何かをこれから検討するということになっていて、しかもこの6つはレベルが違う。第3節の並び方がこれで適切なのかという問題がある。わざわざここに出す必要があるのか。第2節のままで具体化してもいい。しかし、もう第3節も出してしまっている。第3節の1~6までをどうしても取り上げなくてはいけないのか。第2節と第3節の関連というより、まったく別の視点から出しているという感じである。第3節の環境とか学習教材とかは第2節とはレベルがまったく違う。2節で基本的な考え方で、第3節で具体的に行う視点がでてくる。それがまったく違う事例で出されれるのか。第3節は事例中心なのか。第3節の事例の意味とか、全体として何を表そうとしているのかが分からない。

○ 第2節は指導方法の内容があまりなかった。まとまりのあるものにするということから考えて、両方含まれるものをやるという方がよい。10月をめどにまとめる責任がある。3節だけ展開すればよいとは考えられない。

○ 第一次とりまとめを受けた第二次とりまとめの本文は座長と事務局でまとめる。事例をW・Gでまとめるというのが私のイメージである。その場合には第二W・Gは2と3を分けて書くのは難しいということである。

○ 総論的なことだが、収集された事例の全体的な評価、特色を整理する必要がないのか。たとえば、第一次とりまとめでは社会科の学習指導要領から多く紹介したが、今回の事例では総合や学校全体の取組が多くみられる。また、障害者や高齢者との交流・取組事例が多く、参加体験型の実践をするときに大学等の専門家の知見を得た事例も見られる。このような実態をどう生かすか、この資料集をどのように活用するかという側面についての議論が必要ではないか。

○ 第2節と第3節の扱いで共通理解をもたなければならない。2節の中に3節を生かしていく。3節は2節に含むという形でいくという結論で進める。そこを共通理解して進めてはどうか。
 資料そのものについての評価をする必要があるのではないかという意見だったと思う。ある程度様式を決めて各都道府県の資料を出してもらったという経過も考えると、勝手に取り扱うとうちの県の資料はどうしたんだという不満が出る可能性もある。だから、ある程度概括的な文言は資料でもよいので入れた方がよいのではと思う。前書きでもよい。

△ 2番目の件は、各都道府県に事例を紹介を頂く際に、推薦された事例のうち一部がとりまとめられることになるということをお断りはしてある。都道府県から推薦された事例の一部が第二次とりまとめとして取り扱われる点は心配の必要はないと思う。

○ 各都道府県から出された事例が定型化していてみんな同じ文言に過ぎないと思う。型にはまったことしか考えていないというのが印象である。だから、もっと詳しく事例をもらえば、それぞれの考えや工夫が見えてくると思う。もし使うのなら、もっと細かいものでなくてはいけない。
 だから、事例の考察は文章の中にも生かし、必要ならもっと細かい事例を提供してもらうということでどうか。

○ 人権教育を純粋に考えてきた立場からすれば、まだまだ問題があるととらえてきた。だからこそ、1部、2部でも学校に失礼なことや教職員の責任とか読んだら頭にくるようなことまで書いた。それなりの責任をもったわけである。今、皆さんよくやっていますねではいけない。これとこの視点はおさえておかないといけませんということを言わなければいけない。これをきっかけに考えてもらい、子どものためになるようなものにしたい。
 第3節は第2説と関連付けられないかと考えている。事例をだすのならどういう事例をどういう視点で選んだのかを同意に基づいてやっていきたい。その裏にはどういう人権教育の考え方があるのかということを問われるものを出していくことになる。

○ 調査資料をみると、人権感覚の育成において幼児教育が大事だということを、幼稚園の先生が懸命に主張されている。また、中学校では、授業参観と人権学習を重ねるという事例がたくさん出ている。全体の共通認識とすることのできる部分があるのかどうか、総括的に整理をすることも必要ではないか。

○ 出してもらったものの中からある視点から見て、これは優れたものを出してもらう。出したから全部使うということではない。そこにはこちらの枠組みが必要ではないか。優れたものをどういう形で出すかについてはG・Wでの話し合いになる。足りないところがあれば、別のものを提供したり、作ったりすることになる。その点は共通理解したい。

○ その学校の規模とかその学校のおかれている状況とか、地域性があってこの実践は生きると思う。事例のもっている背景というものをどう考えていったらよいのか。理念があって見識をしめしながら、そこへ特殊性というものがどのようにかんでいくのかがとても難しいと思う。

○ 第二次とりまとめが最後のまとめであると考えてよいのか。

△ 前回、第二次とりまとめが最終になると話した。しかし、前回、委員から人権にかかわる個別課題もある。高齢者、障害者、同和問題、これらの個別課題にかかわってやらなくてよいのかというご意見があった。例えれば、第一次とりまとめで「人権教育」という家の土台を作る。第二次とりまとめで柱や壁や屋根を作り、家のような形あるものに作り上げる。
 その「人権教育」の家の中で、例えば、「高齢者」という部屋の中に何を置くのか、「同和問題」という部屋には何を置くのか、の個別課題についてはもう少し踏み込んでいく必要があると考える。それを考えると第三次とりまとめとして個別課題を踏まえた取組が必要になってくると思う。今回は個別具体についてはあまり入れないが、来年度は各個別課題について教材、指導方法、内容などどう取り組んでいけばよいのかについては触れてもよいと思っている。

○ 第一次とりまとめと第二次とりまとめの違いが分かるようにする必要がある。発展と考えるべきである。総論的な問題提起の部分は、改めてリライトして載せる。事例の生かし方については、でてきた学校については学校名とテーマなどは一覧表にし、詳しく知りたい方にはその学校に連絡できるようにする。それが事例を出した学校へのねぎらいである。各都道府県には様式を指定してまとめるようにお願いしたので、当然画一的になる面はある。生き生きしたドラマの部分はその学校に聞けばよい。われわれの思考の枠組み、つまり人権教育とはこうだという思考の枠組みを踏まえた形で事例を取り込みながら、「こういう事はこういう活用の仕方ができる」というのを盛り込んで形にすることがよい。委員会としては人権教育をより効果的に子どもたちにより学びがいのあるものにするにはどうすればよいのか、その一点を考えるべきである。あがってきた事例の価値を示すことが必要である。成果と課題では、成果は自画自賛的になりやすい、検証ができない。また、段階が意識されていない。これは我々の責任でもある。第二次とりまとめでは人権教育の段階を想定したものを提示していく必要がある。9年間のスパンで考えたとき、3段階、4段階のものは考えられると思う。それを提示することが大切だと思う。実践を見ていると、子どもの認識段階と人権のどの程度想定しながら、テーマに取り組んで成果としてあげているのかが見えてこない。これが今の人権の現状である。それに対してわれわれが問題提起を含めてこうだと出してあげればよいと思う。
 W・Gは便宜的なものなので柔軟に考えた方がよい。3節については今回どの程度まで入れられるのかを考えた方がよい。

○ 大きいフレームワークは決めたい。内容と方法に関わる視点が5~8まである。旧の2節では構造化されていない。構造化するには、人権教育とは何かが明確でないといけない。
 人権教育とは、知識の面、技能の面、感情の面と複合的である。内容も広い。知的理解と人権感覚という形でまとめてある。そこのところを再確認する。そういう営みであるから、そこから何か出てくるかと考えると、5に当る自主性の尊重とか体験的なと書いてあるがこれが人権教育の学習方法として必然的に要請されるものだということが出てくる。そういうことをやると、座学だけではだめということが分かり、経験とか参加とか行動とか全部働かなければだめだということが分かる。それがわれわれの考えの裏づけにもなる。技能を分析していけばそれが内容にもなっていく。それをどう育てていくのかという視点にもなるというのがこれが資料のaの部分である。そしてbで発達の問題がくる。発達の問題はあまり議論はしていない。幼稚園の社会性の研究もあり、それを生かしてどうかかわったらよいのかも見えてくる。それを小・中・高と理論的な部分をきちんと押さえていく。参考文献も入れていく。そうすればこの発達段階というのも位置づけられる。8番目には、総合的な学習を入れる。このように一応構造的なものをつくってみる。
 それを2節の書き換えという形でやる。枠が決まればうまくいく。2節の理論的な枠組みとか理屈付けをやれはしないかということを考えた。
 それを踏まえて2と3の関連を考えていく。2との対応で3に次のような視点があがってくる。
 人権感覚を正面から応えようとしているのが第一次とりまとめの目玉である。3節で知的理解、つまり二次的側面を促進するという観点からあがってきた事例を見る。不足なら他から出す。学校現場では権利、権利と飛び交っていながら、実は欲望とかに過ぎない。人権とは何か。権利とは何か、そういう基本的な概念がぐちゃぐちゃになっている。それを明らかにするだけでもかなりよい晩勉強になる。
 二つ目は、人権感覚のことで、自分と他人を大切にできるということ、情緒的、技能的側面の指導というのが2節から関連付けられる。その分析に基づいて人権感覚の構成要素として考えていくと事例がある。グループエンカウンターに出ていたものをみてもそうである。他人の感情とか、利害関心とか、人の痛みを感受できる技能とか、つまり感受性とか共感能力としてくくれるもの、そういう風にやっていくといくつかあがってくる、それは調査結果にも入っている。
 ここでは枠組みを示した。選ぶ視点としてこういうこと、整理の仕方も考えられないか。あるいは寛容性、トレランスの問題とか正義とか責任の問題とか、いずれにしろかなり強引に枠をだしているが、例えばこういう風に扱うと2,3の関連性が見えてきて、事例までいきはしないか、というような枠組みがないか。今回は枠組みだけはここで決めなければいけない。出し方も配慮してある。

△ 第二次とりまとめを読めば、第一次とりまとめを改めて読まずとも分かる。その一冊で第一次とりまとめの目指しているところも分かるし、より具体的に見えてくる。そういう感じで考えている。

○ 第一次とりまとめは,中間報告である。だから、前書きと第一の部分を書き換えてもよいと思う。発展の中で。書きたくても書けない部分もあった。第二次とりまとめがあれば、それが第一次とりまとめをカバーしていると考えてもよい。レファレンスをはっきり決めなければ、できないという意見もあった。事例を集めることは昨年賛成があって行ったが、集めたとしてもこちらの考えていることを全部覆えるとは考えられない。集めるということはある意味、参考にしながら現状把握しながら、どこに問題があるのかというのを我々が知るという意味がある。これは共通していたと思う。

○ 良い事例は今の時代ならどこからでもアクセスできる。だから事例をすべて見て、その中の傾向性を抽出して、評価して今の現状を踏まえた今後の方向を示せればよい。それが事例の扱い方ではないかと考えていた。
 学校からすれば、実践は進んでいる。それが本当によいのかという問題がある。第一次とりまとめでは目標と人権感覚というものが示された。わたしたちの取組は目指す方向性はあっていたな、どんな方法が考えられるのか、ということが分かった。こういう方向性でいいんだ、そういう点からしてこういう方向性、視点でいいんだというのが分かるものを出すことに意味がある。理論の軸となるポイントになるものが出来上がればいいと思う。

○ 基本的にガイドラインをつくることが仕事だと思っている。第一次とりまとめで2節、3節でまとめたものがそのまま生きなくてもよいと思う。福田座長が言われたようにこの際理論的な打ち出しをきちんとしようと、その枠組みで言うのなら教育目的論とかいわゆる教育学とか、教育に関わる枠組みというのはある。そういう枠をもっと出すことも可能だし、そうするべきである。
 そのあたりでいうと先々話し合いをして決めていけると思う。基本的には2節、3節を大切にしながらも話し合いによって変わっていく。

○ 福田先生のレジメで、最初の人権教育の本質、内容というところは第2W・Gの中の内容というよりは全体の外にある部分だと思う。前書きの部分は我々の考える人権教育とはというのを了解して打ち出して、W・Gからは取り出して打ち出すべきかなと思う。
 最初に人権教育とは何かを打ち出し、その後に第2W・Gのパートをもってきたらどうかなと思う。内容、方法に関する部分である。学校の取組とか組織的なものを次に置く。最後に教育委員会のサポートにする。このような配列はどうか。

○ 大きい枠としてはいいか。これが了解できれば、2と3はあまりこだわらなくてもというあたりはよろしいか。細かい所とか、分量の問題は残るとしても、グループ活動としては進められるのではないか。

○ 最初は2に3に括るかということで議論した。流れとして中間まとめの趣旨を生かす形で対応すればいいのではないかという所に進んだ。ここでワーキングに入ると、第1W・Gは、第2節と第3節が一本になるのではないかと考えていた。2節で位置づけがあるのだから、3節はポイントである。第2節が土台になる。そういう認識でいいのか。
 2節の柱立ての枠もはずすのではなく、組み換えることは考えられる。それでイメージが変わってくる。そうすると根本的に話し合う必要も出てくる。できたら、作業を進めていく中では第2節を大枠の柱にして基本的に維持する。その枠の中で福田先生の言う組み換えもあるということで進めたらどうか。第2節まで変わってしまうと中間まとめとして崩壊してしまう。第3節はチェックポイントとして変更可能だが、第2節の柱立ては基本的には大事にする。その中で細かい節の中で変えていくということにして欲しい。そこのところは守ることで進めたい。

○ だから、2節で上げた項目は変えない。ただ構造化ということは必要に応じてやる。それは宜しいですか。3は2に含めながら事例を出すという形でいいか。

○ 3,5,6,7は組み換えてよい。3節は構造を変えるなら示さなければならない。組み換えた構造が見えないと書けない。

○ 2と3を組み合わせて割り振りはしてある。
 第2節は中心として柱とずる。理論的に整合性を保つために組み換えとかはそれぞれのW・Gで権限を持つ。形式については後で議論しても支障はない。そのあたりでどうか。時間になったが、W・Gの時間は設定は可能か。

△ 今日のゴールは、フレームワーク作りを完成してもらうということと、W・Gで今後どの作業をするのかそれぞれの役割分担を決めることである。今日は、必ずW・Gに分かれて各人の作業分担を確認して一ヶ月の間に各人で作業を進め、7月にもち寄り、またW・Gの中で議論を深めてもらいたい。

○ 今日は延長させてもらう。次回は、効率的に進められるような打ち合わせをやってもらうということでよろしいか。

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初等中等教育局児童生徒課