木造3階建て学校施設に係る手引作成検討会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成28年3月16日(水曜日) 15時00分~17時00分

2.場所

文部科学省 旧文部省庁舎4階 文教施設企画部会議室

3.議題

  1. 木造3階建て学校施設に係る手引について(取りまとめ)
  2. その他

4.出席者

委員

加来照彦、小倉匠、小林道和、鈴木淳一、高村秀樹、成瀬友宏、安井昇(敬称略)

文部科学省

(文教施設企画部)山﨑技術参事官、杉浦施設企画課長、後藤課長補佐、その他関係官

オブザーバー

(国土交通省)住宅局住宅生産課木造住宅振興室 佐々木開発係長

5.議事要旨

(○:委員、●事務局・請負者)

・資料1 木の学校づくり-木造3階建て校舎の手引-(案)
○ P.1 循環サイクル → 森林サイクル
○ P.3 鉄筋コンクリート造(RC造)との比較 主語を明確にすること(特にメンテナンス性)
○ P.4 実験開始20分後(再着火後) → 実験開始20分後(再着火)
○ P.4 155分後消火開始 → 155分後実験終了(消火開始)
○ P.4 写真4枚目は撮影している向きが逆。5枚目は本実験ではなく準備実験の写真。差し替えすること。
○ P.4 火災の燃え広がり方~ 2行目600℃は一般論としては正しいが、実大火災実験のことを書くのであれば250~260℃が正。手引は具体にせず「高温」に修正。
○ P.5 木造3階建て校舎の仕様等 3段落目は文章とせず1 ~3 を箇条書きにした方がよい。
○ 「建物」・「建築物」の用語整理 → 建築物で統一
○ P.7 表題 木造3階建ての校舎の計画設計の留意事項 → 木造3階建て校舎の試設計を通じた計画上の留意事項 とし、試設計の説明を加えること。
● P.7 図表 準防火地域(法62条)と法27条を組み合わせて表現。3階建て、1500m2以下の範囲が、法改正により規制緩和された範囲となる。
○ P.7 図表 22条区域・その他地域はシンプルな表現とする。
 1 特定避難時間は省略
 2 3000m2区画をした場合、というただし書きは凡例をつくり欄外で説明
 3 延べ面積欄は「2000m2以上3000m2以下」と「3000m2超」をひとつにまとめ、「2000m2以上」とする。
○ P.7 図表凡例 木造3階建て校舎を建てられる地域・地区 → 木造3階建て校舎を建てられる範囲
○ P.7 TOPICS 準耐火構造 準耐火構造の説明と特定避難時間の説明は分けること。
 Ex) 準耐火構造 火災が発生しても所定の時間倒壊しない構造。
 木造3階建て校舎の場合は特定避難時間(1時間)
○ P.7 TOPICS 図 1時間耐火構造・1時間準耐火構造に限った図にする。
 耐火構造 → 1時間耐火構造 準耐火構造 → 1時間準耐火構造
○ P.7 「1時間準耐火構造」ということばは存在しないが馴染んでいる。正式は1時間準耐火基準に適合する準耐火構造。手引は~構造で通してよいが、P.16に読み替えていることを明記すること。
○ P.8 西面の通路の是非については後日回答。
○ P.9~12 1時間準耐火構造の説明、上階延焼防止の説明、内装の説明を表現方法(色分けなど行い)検討。わかりやすくすること。
○ P.9 誤字 硬質木毛セメント板 → 硬質木片セメント板
○ P.9 見直し(予定)を手引に反映 繊維混入ケイ酸カルシウム板 → けい酸カルシウム板
○ P.9 試設計で選択した材料を示しているわけだが、それ以外もあるということはわかるようにすること。
○ P.9 冒頭の文章だと外部からの延焼のことのみに言及しているように見える。建築物外部・内部どちらからも防耐火していることが分かる文章にすること。内外どちらからもであるが3行目の上階延焼(=建物内部からの火災のはなし)がメインと考える。
○ P.15 大断面集成材への注意喚起、認証材への注意喚起を追加すること。
○ 表紙 写真を多く入れているほうでよい。センターのイラストは建物のみの方がよい。

・資料2 検証のための設計図書(案)
○ 構造図にもポイントをつけること。
○ 防火区画図を追加すること。

・資料3 今後のスケジュール
● 手引の印刷は4月末~5月初旬を予定

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