国立大学法人等施設整備に関する検討会(平成26年度)(第2回) 議事要旨

1.日時

平成26年7月29日(火曜日)15時~16時30分

2.場所

文部科学省旧庁舎4階 文教施設企画部会議室

3.議題

  1. 平成27年度国立大学法人等施設整備方針について
  2. 平成27年度施設整備費要求事業の評価について
  3. その他

4.議事要旨

(○:委員、●:事務局)

(1)平成27年度国立大学法人等施設整備方針について

 事務局より、平成27年度国立大学法人等施設整備方針(案)について説明を行い、原案どおり了承された。

(2)平成27年度施設整備費要求事業の評価について

 事務局より、国立大学法人等からの施設整備費要求の状況及び事務局の行った評価案等について説明を行った。
 また、事務局より、各委員に個別に評価を実施いただく「『教育研究等への効果』に関する評価方法について(案)」について説明を行い、原案どおり了承された。
 主な意見は以下のとおり。

○ 資料3の評価案の概要について、学生支援と附属病院のカテゴリーの評価は他のカテゴリーと比較すると、附属病院はS評価が多く、学生支援ではS評価は少ないといった特色があるが、なぜこのようになっているのか。
● 学生支援のカテゴリーで要求が出てくる施設の特徴が一因にあると考えている。体育館や学生食堂などの事業が本カテゴリーには含まれており、他のカテゴリーに比べて、教育研究上の効果や実績において優劣が付きづらいためS評価が少なくなっていると考えられる。
○ 附属病院のカテゴリーは特色がはっきりしているというわけで、このような形で要求が出てきているのは非常に分かりやすい。
○ 安全、安心の確保等のカテゴリーで、耐震補強は分かりやすいが、前回の検討会で言及した配管を含めたライフラインについて、各大学から要求は出てきているのか。施設の古くなった大学でうまく基幹設備を更新できているのであればいいが、そうでないならば、非常に心配である。一気に整備することは現実的ではないので、文部科学省として戦略を練って、要求のときに大学に基幹設備の整備を促してもらえると、大学は要求を出しやすいのではないか。
● 「平成27年度国立大学法人等施設整備の方向性」で安全対策として基幹設備の更新についても推進することを示している。また、国立大学等に対して、基幹設備の整備についてしっかり要求していただくよう促しており、今年度の大学からの要求はきちんと出てきている。
○ 文部科学省においては耐震補強も含めて計画的に対応いただいているが、大学においては、基幹設備の整備が後回しになりがちなので、引き続き対応をお願いしたい。
○ 各委員が個別に行う「教育研究等への効果」の評価では、どの資料を参照すれば良いか。
● 資料5「評価案の考え方について」の4ページから6ページに事業のカテゴリーごとの評価の視点を記載しているので、こちらを参考に評価いただきたい。
○ 農場、水産実験場、牧場、山林なども教育研究現場としては重要な施設であるが、安全対策の観点からの要求は大学から出てきているのか。
● 屋外施設の安全対策についても大学から要求が出てきている。これらについては、災害で潰れてしまうと復旧の費用がかなりかかってしまうため、予防策という意味でも、安全対策の観点から、急斜面の保全といった事業の要求も出てきている。

(3)その他

 事務局より、今後のスケジュール等について説明した。

以上

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(大臣官房文教施設企画部計画課)