国立大学附属病院施設整備の事例集作成に関する検討会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成27年2月4日(水曜日)16時00分~18時00分

2.場所

文教施設企画部会議室(旧文部省庁舎4階)

3.議題

  1. 国立大学附属病院整備に関する事例集(最終案)について
  2. その他

4.出席者

委員

長澤主査,石田委員,金谷委員,小松委員,竹田委員,山下委員

文部科学省

関文教施設企画部長,新保技術参事官,平井計画課長,森整備計画室長,山下計画課企画官,中西整備計画室長補佐,板野整備計画第一係長

5.議事要旨

□資料1説明

□資料1自由討議
■委員:
東北大学において中央診療棟の免震化が記載されているが,他大学においても,どの建物を免震化したか概要編にも記載した方がいいのではないか。

■事務局:
御意見を踏まえて検討する。

■委員:
「ホスピタルストリート」の考え方を誤解している大学が多いのではないか。
本来,ホスピタルストリートは建物の外にあるものと思われる。
7事例においては,名古屋大学を除き,本来的意味のホスピタルストリートは未整備であると考えた方が良いのではないか。

■事務局:
今回は,主動線についてホスピタルストリートという表現方法を用いているが,御意見を踏まえて書き方については検討する。

■委員:
病院BCPは,地震以外にも火災やパンデミックを考慮したものが必要と考えている。
今後の取組として,それらの災害等への対策の必要性についての記載できないか?

■事務局:
御意見を踏まえて検討する。

■委員
24ページ,愛媛大学の「整備における工夫」は,改修における工夫ということで良いか。

■事務局
その通り。愛媛大学,佐賀大学,宮崎大学については,改修中心の整備のため,整備における工夫を手厚く書いている。
タイトル(項目名)がわかりにくいので「改修整備における工夫」と改める。

■委員:
附属病院施設の整備に際しては,整備時だけでなく,整備後においても効率的な施設運営・管理を継続していく必要がある。
今後の課題として記載できないか。

■事務局:
御意見を踏まえて検討する。

■委員:
事例集への記載は難しいと考えるが,医学部の施設と病院施設との連携についても,再開発整備の際の考慮事項として掲載できないか。

■事務局:
名古屋大学のように,医学部と病院のアクセスをよく考えている大学の事例もある。

■委員:
単位面積あたりのエネルギー使用量が未記載となっているが,今後記載する予定なのか。

■事務局:
委員から,記載した方が良いとの御意見を頂き,現在大学に照会中。
集計が出来次第記載する予定。

■委員:
35ページに記載されている,非常用発電機容量について,厚生労働省で定めている,災害拠点病院の指定要件は,通常時の6割程度であるが,夏のピーク時等にCT,MRI等の放射線装置を使用させようとすると,それでは足りないのではないか。
民間病院では,90~100%確保する事例が増えている。
“最低限60%確保”とするなど,書き方を工夫した方が良いのではないか。

■事務局:
書き方については,御意見を踏まえて検討する。

■委員:
昨年度報告書を取りまとめたが,これは教科書的なものなので,事例をまとめたのはとても良いことである。
また,病院職員を交えた研修(ワークショップ形式)を今年度に初めて行ったが,今後も是非続けてほしい。

■事務局:
今回の検討会を通じて,7大学の再開発整備の成果がわかるとともに,更なる課題もわかった。
病院がある限り,施設整備が終わることはない。
再開発整備に当たっては,本事例集を参考にしていただきたい。
また,本事例集は3月に取りまとめる予定。
関係各所の皆様には,御協力に感謝する。

お問合せ先

文教施設企画部計画課整備計画室

(文教施設企画部計画課整備計画室)