2 便所(p23)
(1) 児童の分布の状況及び動線を考慮し,児童が利用しやすい位置に,男女別に計画することが重要である。
また,障害のある児童,教職員及び学校開放時の高齢者,障害者等の利用に配慮した便所を計画することが重要である。
(2) 低学年のための普通教室,特殊学級教室,保健室等に近接した位置にもそれぞれ計画することが望ましい。
(3) 教職員用や外来者用の便所は,児童用とは別に,適切な位置に計画することが重要である。また,学校給食従事員の便所は,専用のものを計画することが重要である。
2 便所,手洗い,流し,水飲み場等(p38)
(1) 水洗式で,男女別に児童数,利用率等に応じた適切な数と種類の衛生器具を設置することのできる面積,形状とし,清潔で使いやすい計画とすることが重要である。
(2) 障害者用の便器,手すり等の設備を設置した便所を,一般の便所内あるいは適当な位置に確保することが重要である。
(3) 便所の手洗い部分を,洗面室,洗面コーナー等として独立して計画することも有効である。
(4) 手洗い,流し等を設置する空間は,児童数,利用率等に応じた数の水栓を適当な間隔で設置することのできる面積,形状等とすることが重要である。
(5) 手洗い,流し等は,通行部分が濡れるような配置は避け,まとまりのあるコーナーとして計画することが望ましい。
2 材質(p45)
(4) 水を使用する部分及び昇降口等の雨などが持ち込まれる部分には,清掃等の維持管理の方法に留意しつつ,耐水性,耐湿性及び耐食性に優れ,かつ,濡れても滑りにくい材質のものを使用することが重要である。
なお,調理室については,雑菌等の発生を抑制するドライ方式とすることが重要である。また,便所については,ドライ方式とすることも有効である。
(6) 汚れにくく,清掃がしやすい材質のものを使用することが望ましい。特に,食物を扱う室・空間,便所,洗面所,昇降口等の内装は,十分な耐汚性をもち,日常的に清掃がしやすい材質のものを使用することが重要である。
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