資料6 学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議(第7回)における特別支援学校施設整備指針改訂に関する主な意見

(個のニーズへの対応)

○ 今回の学習指導要領改訂のポイントの一つは、個に対応した充実した指導である。その意味では、特別支援学校の子どもこそが、最も個に対応した指導が必要であり、個のニーズに応じた指導が可能な学習環境が求められているのではないか。

(特別支援教育の現場での対応)

○ 現場において施設整備を考える際には、児童等の現状とその背景を把握・整理しておく必要があるのではないか。

○ 身体的な障害のある子どものための施設整備、特に重複障害の子どもを受け入れていくといった場合には、どのような子どもたちにも対応できる、いわば究極のユニバーサルデザインの施設を整備することになり、どう効率的にそのようなユニバーサルデザインのエリアを確保しつつ、適切な教育が行える施設を整備していくかが課題である。グッドプラクティスなどを参考にしながら検討していくことが必要ではないか。

(特別支援教育におけるICT活用への対応)

○ 情報保障という点では、障害のある子どもが情報を入手したり、発信したりすることが普通にできる環境を用意するということが重要な視点ではないか。

○ 特別支援学校高等部での職業教育における自立・社会参加を目的とした情報活用能力の習得学習では、ICTの活用が有効であることから、施設面において対応していくことが重要ではないか。

○ いくつかの養護学校を視察したが障害のある子どもの自立支援を考えると豊かなコミュニケーション能力が必要であると感じた。情報の入手、意思伝達手段としてICTの教育への活用は有効であり、施設を整備する上で重要な視点ではないか。

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