環境を考慮した学校づくり検討部会(第5回) 議事要旨

1.日時

平成22年3月8日(月曜日)10時~12時

2.場所

文部科学省 旧文部省庁舎4階 文教施設企画部会議室

3.議題

  1. 既存学校施設のエコスクールづくりに関する事例集について
  2. 学校施設における総合的な環境性能評価手法について
  3. その他

4.出席者

委員

【委員】
伊香賀俊治、伊東友忠、長澤悟(敬称略)
【特別協力者】
新保幸一、村岡泰孝(敬称略)

文部科学省

(文教施設企画部)岡技術参事官、長坂施設企画課長、森企画調整官その他関係官

オブザーバー

(環境省環境教育推進室)井上環境教育情報整備係員
(文教施設企画部施設助成課)森井技術係長

5.議事要旨

(1)既存学校施設のエコスクールづくりに関する事例集について

・事務局から資料2に基づき既存学校施設のエコスクールづくりに関する事例集(案)について説明。その後意見交換を行った。

○ 耐震化を行っている自治体もあれば、耐震化を完了した自治体もあることを踏まえ、耐震化とエコ改修との関係について記述する。

○ 「ポイント3」で、「大学や専門家、NPOなどと連携」とあるが、表記の並びの確認とともに例示を幅広に記述した方がよい。

○ 「ポイント8」に学校や施工業者についての記述があるが、設計者のポイントについても記述した方がよい。

○ 設計時においても環境配慮することが重要なため、「環境配慮契約法」についても記述した方がよい。

○ 自治体においては、これまで耐震化を中心に取り組んでおり、改築時にはエコ化を行っていても、改修時にエコ化を行うことについては意識が低いのではないか。

○ 来年度から改正省エネ法に基づく中長期計画の策定などが求められることから、耐震化とエコ改修を一緒にやらなければならないという意識は持ち始めている。

○ 電気エネルギーの消費の大部分は「照明」との記述があるが、事例との関係性が低い。また、照明に関する事例は、センサーによる省エネ化といった取組や、学校運営上の工夫で行う場合もある。センサーを取り付ければ省エネ効果があるが、子どもたちが消灯することは教育的効果がある。

○ 「5.今後に向けて」の部分は、事例そのものについて記述するのか、または、事例を踏まえて他の事例でも応用できることを示すのか、整理が必要である。後者を示すのであれば、タイトルを修正した方がよい。

○ 本文について、具体的な内容のみ記述するなど方向性を決めて記述を整理した方がよい。

○ 一般的な記述は避けて、図表を大きくした方がよい。

○ 「3.既存学校施設のエコスクール化の取組」について、昇降口にエコラウンジとしての機能を追加した記述があるが、どのような機能なのか気になる。また、会議室を環境教室に改修した写真があるが、環境教室らしさが伝わらない写真となっている。

○ 紫外線防止をかねた太陽光パネルの写真が掲載されているが、これは紫外線防止対策のスタンダードな取組となっているのか。誤解がないよう写真の差し替えか解説を加えた方がよい。

○ 事例の解説は、建物に課題がありその改善に併せエコ化したことを記述した方がよい。

(2) 学校施設における総合的な環境性能評価手法について

・事務局から資料3に基づき学校施設における総合的な環境性能評価手法について説明。その後意見交換を行った。

○ CASBEE学校版を用いて評価を行えば、現行のCASBEEによる評価をやらなくても済むのか。この点については、公表までに整理が必要である。

(3)その他 

・文教施設研究センターから環境に関する調査研究の検討経過について説明。
・事務局から資料4に基づき環境を考慮した学校づくり検討部会の今後のスケジュールについて説明。

 

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