平成22年8月25日(水)10時30分から13時30分
学術総合センター特別会議室101
勝方委員、小澤委員、木村委員(主査)、小松委員、杉山委員(副主査)、鈴木委員、中西委員、山重委員、山本委員
辰野文教施設企画部長、岡技術参事官、山下計画課長、藤井計画課整備計画室長 他
○事務局より、配布資料について確認のあと、人事異動に伴う事務局の紹介。
○事務局より、資料1、資料2、資料3、資料4について説明。
<主な意見等>(○:協力者、●:事務局)
○資料1、24ページ「大学等の特性を生かした」とあるが、「大学等の独自の特性を生かした」としてはどうか。また、「各大学等が個性や特性を発揮し」という箇所は、「各大学がそれぞれ有する個性や特性を発揮し」とした方が、はっきりするのではないか。29ページの「保有する施設を効果的・効率的に」という箇所は「現状で保有する施設をさらに効果的・効率的に」、34ページの「地域活性化への貢献」については「地域の核としての活性化への貢献」とした方がはっきりするのではないか。
○資料4、概要版の第1章について、報告書の意義をさらに明確化するため、グローバル化や国家戦略等のキーワードや、人材育成の必要性を強調するなど、現状への危機感が感じられるような記述としてはどうか。
○中国の上海交通大学のキャンパスを見たが、日本のキャンパスを上回るような立派なものができており、危機感を感じる。
○概要版にも、日本のキャンパスは世界レベルと比較すると、まだまだ問題があるこということを記述してはどうか。
○資料1、21ページに高等教育機関に対する公財政支出の対GDP比についてOECD各国と比較しており、日本が最下位となっている。このような細かいデータや図までは概要版に載せられないのかもしれないが、戦略的に人材を育成するための施設整備の必要性を打ち出せると良いのではないか。
○資料4、概要版について、このような施設整備を実施するためには今後5か年間でどの程度の予算が必要となるかという記述が無い。資料1、75ページには現状維持のための試算として年間2千200億円必要だという記述があり、このように施設整備量と必要予算額の関係を示すことで、予算が足りないとか、もっと何とかしなければならないとか記述すると、わかりやすいのではないか。
●資料4、概要版では、「第二次中間まとめ」までの検討として、第4章冒頭に施設の改修・改築の費用だけでも毎年2千200億円以上の予算が必要との試算もあるという形で、おおよその相場感を示しているところ。今後5か年間については、最終報告に向けて具体的な数字をご審議いただきたい。
○資料4、概要版について、Strategy,Sustainability,Safetyという「3S」を、もっと前面に出しても良いのではないか。キャッチコピーとしてわかりやすいと思う。
○資料4、概要版は国立大学法人の関係者以外にも目に留めてもらえるよう、国際水準と比較しても見劣りするという危機意識を、もっと出してはどうか。現状のままの水準では将来に問題を残すという記述があっても良いのではないか。
○資料4、概要版について、ポイントが一目でわかるように、何が必要だから、こうしなければならないという結論がわかるような記述を加えた方が良いのではないか。
○この概要版に加えて、危機意識を伝えられるようなパンフレットを作成してはどうか。
○難しいと思うが、海外の参考になる事例について、上手く政策に結び付けられるように提言できないか。
○端的に言うと、海外は高等教育施設に対して多額の投資をしているということに尽きるのではないか。
意見の取り扱いについては主査一任とし、了承された。
○事務局より、資料5に基づき今後のスケジュールについて説明。「第二次中間まとめ」については、修文等の後、8月27日(金曜日)に報道発表予定。
大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室