資料1 HPCI計画推進委員会 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループの設置について

平成24年2月10日
HPCI計画推進委員会

1.趣旨

 現在、文部科学省では、計算科学技術政策の柱として、京速コンピュータ「京」を中核とし、多様なユーザーニーズに応える革新的な計算環境を実現するHPCI計画を推進している。

 一方、計算科学技術を巡る国内外の情勢は変化してきている。来年度には、「京」を中核としたHPCIの共用が始まり、システム整備からシステム活用による成果の創出が求められる段階に入るとともに、スーパーコンピュータ技術の今後の進展も見据え、HPCIシステムを戦略的に高度化していくことも求められている。また、世界的には平成30年頃の実現を目指して、エクサスケールコンピューティングに向けた検討が本格化している。

 こうした状況を踏まえ、今後10年程度を見据え、我が国のHPCI計画の推進のあり方について必要事項を調査検討するために、HPCI計画推進委員会のもとに、今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ(以下「ワーキンググループ」という。)を設置する。

2.調査検討事項

  • 国内外の計算科学技術の動向
  • HPCIに対する利用者のニーズの把握
  • HPCIの活用で実現する科学的・社会的成果
  • 我が国において将来必要となる計算資源量の把握
  • HPCIシステム構成のあり方 
    (HPCIを構成する計算機資源、ストレージ等の1 配置についての地域特性、2 規模特性、3 利用に応えるシステム特性のあり方など) 
  • HPCI全体のネットワークや利用体制のあり方
  • 今後の研究開発のあり方
  • 必要となるコスト、費用対効果

3.設置期間

 平成24年2月10日から調査事項の終了までとする。

 

HPCI計画推進委員会 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ委員一覧

青木 慎也 筑波大学計算科学研究センター教授
秋山 泰 東京工業大学大学院情報理工学研究科教授
天野 吉和 富士通株式会社常勤監査役
石川 裕 東京大学情報基盤センター長
宇川 彰 筑波大学副学長・理事
主査 小柳 義夫 神戸大学特命教授
加藤 千幸 東京大学生産技術研究所教授
金田 義行 海洋研究開発機構地震津波・防災研究プロジェクトリーダー
小林 広明 東北大学サイバーサイエンスセンター長
坂内 正夫 情報・システム研究機構理事・国立情報学研究所所長
関口 和一 日本経済新聞社論説委員兼産業部編集委員
関口 智嗣 産業技術総合研究所情報通信エレクトロニクス分野 副研究統括
善甫 康成 法政大学情報科学部教授
高田 章 旭硝子株式会社中央研究所特任研究員/
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会
常行 真司 東京大学大学院理学系研究科/物性研究所教授
富田 浩文 理化学研究所計算科学研究機構複合系気候科学研究チームチームリーダー
中島 浩 京都大学学術情報メディアセンター長
中村 春木 大阪大学理事補佐/大阪大学蛋白質研究所筆頭副所長
平尾 公彦 理化学研究所計算科学研究機構長
牧野 淳一郎 東京工業大学大学院理工学研究科教授
松尾 亜紀子 慶應義塾大学理工学部教授
松岡 聡 東京工業大学学術国際情報センター教授
村上 和彰 九州大学大学院システム情報科学研究院教授
室井 ちあし 気象庁予報部数値予報課数値予報班長
渡邉 國彦 海洋研究開発機構地球シミュレータセンター長

 (50音順、平成24年4月18日現在)

お問合せ先

研究振興局情報課計算科学技術推進室

電話番号:03-6734-4275
メールアドレス:hpci-con@mext.go.jp

(研究振興局情報課計算科学技術推進室)