委員資料2 善甫委員資料

善甫委員提出意見

意見:

 

計算資源を提供する機関の代表のような形でHPCI運営組織があり、さらにコンソーシアム全体の意見集約にもかかわる場合、何らかの仕組みが必要になると思います.

産応協の誰かが加わるという形も多分、ご検討されているとは思いますが、できるだけ独立したコンソーシアム組織が理想的ではないかと思う次第です.

理由は以下の通りです.

  1. コンソーシアム組織の位置づけの議論もされることと思います.従来組織の上にかぶせる方法も議論されていると思いますが、別途、客観的な意見を反映させる仕組みとしておいた方が、仕分けで指摘されていた「利用者側視点」を考慮したものになるのではと愚考致します.
  1. これまで理研シンポジウムなどで、次世代スパコンの利用に関してできるだけ幅広い分野の皆さんの意見の集約を行ってきたこともこのコンソーシアムの中に吸収できるのではないかと思います.
  1. 上記によりコンソーシアム全体が発散し、機能不能に陥ることはないと思います.これまでの歴史を考えますと客観的な意見により方向性が得られてきているように思います.
  1. これまでの私の経験では、ユーザーの立場は極めて弱く、産業の方々が使う場合の使い方などは通常想定されておらず(産学連携云々が進んでいる場合でも)、運営組織の意向によって使い方がが決まってしまう状況ですので、従来型に若干の客観性を加えるだけでも、大きな変革に見えます.

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