資料1 基礎科学力強化戦略に向けた論点の関係整理

1．主要論点の整理(第2回）

（主要論点1）

　基礎科学の意義・特徴を踏まえた研究の進め方

（主要論点2）

　大学院の抜本的改革に向けた取組み

（主要論点3）

　学部と大学院のカリキュラムの改善など大学教育の在り方

（主要論点4）

　研究者の質と量の観点からの人材育成方針

（主要論点5）

　若手研究者等のキャリアパスの確保

2．次回以降の論点

【本戦略の目標】

○基礎科学力強化戦略の目標（国家戦略、基礎科学の意義）
　・人類の未来への貢献としての国是
　・真理の探究、人類存続の諸課題、真に豊かな社会の実現
　・知の飛躍、成果の集約と技術イノベーションによる新価値。社会発展に寄与。
　・社会総がかりの科学技術研究開発体制の整備　　
　・創造的・独創的研究を生み出すような、研究環境の整備、研究の実施体制、方法等の改善、創造的人材の育成

○国民の理解（市民、リテラシー、広報）
　・社会における科学リテラシーを高める人材の確保
　・市民に科学への憧憬、科学技術に取り組む素晴らしさを育む科学教育

【人材育成】

○初等中等教育等における裾野拡大の取組
　・将来の研究者たる若者を育成する仕組み（知的好奇心、想像力、考え抜く力など）、理科離れ、算数・数学離れへの対応
　・知識の習得・活用だけでない探究する姿勢、広い基礎知識の付与と自学自習のバランス
　・科学者、技術者など多様な人材の育成

【大学の体制】

○研究体制の改善（若手の独立、教授の指揮・教育、柔軟な研究体制）
　・助教、准教授の任期制の定着
　・研究課題に応じた研究体制の構築

○先端的な研究拠点形成（国際化など）
　・国際的な研究拠点の形成（世界的レベルの研究者を糾合できるような研究テーマの設定）
　・大学等研究機関における外国人研究者のポストの確保、海外経験を有する研究者が重視される仕組みの構築
　・国家運営のために必要な基礎研究の推進のための研究ポテンシャルの結集、推進方策

【研究資金】

○基盤的経費の確保
　・国立大学等の運営費交付金、私学助成等の基盤的経費の確保

○日本の研究活動を支える研究費の確保
　・ビッグサイエンス、スモールサイエンスそれぞれの特性に応じた財政措置の仕組み
　・日本の研究を支える中堅の研究者の研究費の確保

○大型プロジェクト
　・大規模な研究施設・設備について、国際協力も視野に入れつつ、効率的に整備