「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクト・アドバイザリーボード(第1回)議事概要

 
 


1. 日時
  平成18年3月15日(水曜日)10時〜11時40分

2. 場所
  三田共用会議所第2特別会議室

3. 出席委員
  岩崎委員(座長)、郷委員、小宮山委員、立花委員、中澤委員、中村委員、平木委員

4. 議事概要
 
(1) 「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクト・アドバイザリーボードの運営について
 事務局から本アドバイザリーボードの運営案について提示があり、合意。また、座長代理として中澤委員が選出された。

(2) 「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクトについて
 事務局から「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクトの概要と体制、計画等について説明があり、これについて議論を行なった。

 
(委員の意見)
ライフサイエンス、ナノテクノロジー等の応用分野において、汎用的な手法の開発の中で、具体的な成果を出す部分を構造化する必要がある。
最初から汎用化を目指すと、アーキテクチャを絞りきれない。具体的な成果を出すためにも、アプリケーションのターゲットを絞るべき。本当の目的は科学技術のブレークスルーをもたらすことで、計算の精度を向上させるのは手段にすぎない。
アプリケーション分野とコンピュータサイエンス分野等の人材がチームを作り、最大限の成果を出すようにすべき。
プロジェクトの体制内における責任・権限、開発者間のインタフェース等をより明確化する必要がある。
海外のスーパーコンピュータに関する戦略、状況について的確な把握が必要。また、ハードウェアだけでなくソフトウェアについても日本と海外の競争力を比較すべき。
ソフトウェアを開発する人材に心配がある。海外から連れてくることも一案。
総合科学技術会議が指摘している、スーパーコンピュータを継続的に開発するための長期戦略、ロードマップ作成は、どこ(の府省)が議論すべきか整理が必要。
次世代スーパーコンピュータは、利用者から見て使いやすい運用にすべき。

(研究振興局スーパーコンピュータ整備推進本部)

-- 登録:平成21年以前 --