日本学生支援機構ワーキングチーム(平成27年度)(第1回) 議事要旨

1.日時

平成27年7月13日(月曜日) 15時~17時

2.場所

文部科学省14階 高等教育局会議室

3.議題

  1. 独立行政法人評価制度の変更について
  2. 平成26年度業務実績に関する評価の方法等について
  3. 平成26年度業務実績に関する日本学生支援機構からのヒアリング
  4. その他

4.出席者

委員

加藤主査、荒張委員、佐藤委員、高石委員、山本委員

文部科学省

渡辺学生・留学生課長、横田学生・留学生課長補佐、成相学生・留学生課長補佐、八島学生・留学生課長補佐、小代学生・留学生課長補佐

5.議事要旨

1.独立行政法人評価制度の変更及び本ワーキングチーム(WT)について
 事務局より、独立行政法人通則法の改正に伴う独立行政法人評価制度の変更点及び本ワーキングチーム(WT)について説明が行われた。また、本WTの主査を加藤委員に務めていただく旨、了承された。

2.平成26年度における業務実績に関する評価の方法等について
 事務局より、平成27年度以降の評価の方法及び独立行政法人日本学生支援機構の平成26年度業務の実績に関する評価の流れについて説明が行われた。

3.平成26事業年度の業務実績に関する日本学生支援機構からのヒアリング
 日本学生支援機構から平成26事業年度の業務実績及び自己評価についての説明の後、以下の質疑応答が行われた。主な質疑は以下のとおり。
(○委員 ●事務局 ◆日本学生支援機構 以下同じ)

 ○総回収率について達成度が1,000%を超えているが、どのように算出しているのか。また、目標値を120%以上大きく上回っているため、評価はAではなくSになるのではないか。
 ◆達成度は、当該年度実数値から前中期目標期間最終年度の値を引いた値を、当該年度の計画値から前中期目標期間最終年度の値を引いた値で割って算出している。また、評価について、Sは目標値で120%以上を超えており、かつ質的に顕著な成果が得られている場合とあり、質的に顕著な成果が得られているかどうかの判断が難しいため、今回はAとしている。
 ○日本語教育センターにおける教育の実施について、卒業予定者の満足度の評価がAとなっているが、個々の項目については様々な評価があるにも関わらず、全体での満足度が90何%ということだけでA評価とするのは適切なのか。
 ◆目標値は80%としており、日本語教育センターの東京では97.5%、大阪では98.1%と大きく上回っている。また、一般的に例えば小学校、中学校でも同様の満足度調査をしているが、小学校では90%程度、中学校では80%程度であることが多いため97.8%は極めて高いと思われる。

 ○兵庫の国際交流会館について、目標値に達していないため、評定がCになっていると思われるが、処理方針が決定した8月まで入居率が63%であったことが影響しているのかと思う。その辺りについて御報告いただきたい。
 ◆昨年8月まで機構で保有している会館を売却するか引き続き保有するかが決定していなかったため、兵庫についても入居率が伸びなかった。8月末に兵庫は引き続き機構で保有することが決まったため、9月以降の入居率は改善している。
 ○入居率が伸びない理由が明確であるため、自己評価をCとしなくてもいいのではないか。
 ◆当初立てた目標値に達しているか否かで評定を決めているため、Cとしている。

 ○当年度回収率、3か月以上延滞債権となった債権数の割合の削減率、総回収率について、評価がA、C、Aとばらつきがあるのは目標値の決め方に問題があるのではないか。3か月以上延滞債権については政府からの要求もあり、厳しい設定になっているので致し方ないが、当年度回収率、総回収率については既に中期目標期間に目標値を達成している。
 ◆当年度回収率、総回収率については、平成26年度実績を維持するだけでもかなりの労力を要するものと認識しており、決して低い目標ではない。
 ●目標値の設定について、当年度回収率の96%はかなり高い数字ではあるが、要因として、景気情勢も寄与している可能性がある。総回収率については想定よりはるかに超えた良い数字である。3か月以上の延滞債権について、今回目標には達していないが、最も重要なファクターであるため厳しく見ていく必要がある。

4.今後の流れ等について
 主査から、日本学生支援機構WTに係る今後のスケジュールについて説明があり、各委員へ平成26年度における業務実績に関する評価書への意見の提出を7月27日までとし、事務局で整理し、主査一任で評価案を確定する旨説明があり、了承された。

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