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資料4 国際教養大学学生資料

ギャップイヤー活動報告書   

国際教養大学1年男子

ギャップイヤー志望理由:
 高校生の時に米国に留学し、地域の「教会」が宗教の壁を超えて日常的な交流の場となっており、地元住民はもちろん、留学生や移住してきた人々を結びつける重要な役割を果たしていたことを発見し感動した。私の故郷である沖縄では、米軍基地で働く人々と地元住民との根強い対立構造があるが、この教会のような「交流の場」を私の地元に作ってみたいと考え、基地内在住の米国人と県内大学生を対象とした国際交流イベントの新規立ち上げに挑戦したいと思った。

活動内容:
・沖縄にある留学斡旋会社でインターンシップを行い、活動資金を捻出。
・国際交流イベントに関するすべての企画、運営。
・県内の各高校と大学を訪問し協力を要請。若者を対象としたのは、自分と同世代であることと、将来の沖縄に新しい文化を築いていける潜在力があると思ったから。
・ポスター、パンフレット作製、メディアへの広告掲載、会場探しから米軍側との交渉まで。

活動成果:
・参加者集めの苦労や台風による延期、場所の変更などの障害を乗り越えて、第1回目は80名、第2回目は100名の参加者を集めることができた。
・口コミで活動が拡がっていることを実感できた。今ではこの事業を引き継いでくれる後継者も見つけることができた。
・米国軍人は希望して赴任したわけではない沖縄で、地元住民から基地に対する反対運動を受けており、そもそも交流しようとは思っていないという事実を知りショックを受けた。
・だからこそ、国際交流イベントの必要性を再実感し、頑張ることができた。米軍基地の問題と自分なりの方法で向き合うことが出来た達成感はある。
・実際に社会の中でコミュニケーションをとってリーダーシップを発揮することができた。
・挫折を味わいながらも解決策を探り、前のめりに進む中で自分なりの成功体験を得た自信は大きい。

今後に向けて:
・国籍や立場に関わらず多くの方々に出会い、話をさせて頂いたことでコミュニケーション能力の大切さ、そしてそれと隣接している語学力を含めた一般教養を高めていく必要性を痛感した。大学生活では英語をツールとして多くの事を学んでいきたい。
・将来は、ブロードキャスターを目指したい。自分の経験や能力を土台として、物事を発信できるところに魅力を感じている。ギャップイヤー活動を行った結果、この目標が見えてきた。ギャップイヤーで学んだことを礎として、将来に向けて学び続けていきたい。

ギャップイヤー活動報告書    

国際教養大学1年女子

ギャップイヤー志望理由:
 高校の時にアフリカの少年兵についてのレポートを書いたことがきっかけで貧困問題に興味を持ち、将来は貧困問題に関わる仕事がしたいと考えていた。しかし、自分がどのように貧困問題の解決に携わることができるのかわからなかった。このため、ギャップイヤーを使って、大学でどのような勉強をして、将来どのような仕事をしたいのかを考えたいと思った。

活動内容:
 私は最初に海外の貧困問題に興味を持ったが、まず自分の周りにある貧困問題を知ることから始めたいと思い、日本で以下の活動を行った。
1.ホームレスの人々を支援しているNPOとカトリックの修道会でのボランティア(東京)
・NPOでは職員によるホームレスの人向けのコンサルティングに同席させていただいた
・修道会ではお弁当を作りホームレスの人々に配給した
2.精神や身体に病気や障害のある人のための農場でのボランティア(北海道)
・農作物の栽培、カフェの運営、美術や音楽のレッスン等を、寝食をともにしながら体験した

活動成果:
 とにかく毎日考えて、考えぬく日々を送ったことで、「ある問題を解決するには、実に多くの側面からその問題をとらえなければいけない」ということがわかった。自分にはまだそれだけの知識はないが、目の前にある問題に対し、「五感を研ぎ澄ませて向き合おう」とする感覚や「解決策を試行錯誤して見つけ出そう」とする姿勢が身についたと感じている。
 貧困問題について言えば、生活困窮者の心理を探っていくと、日本の社会にある一種の「生きづらさ」が見えてきた。周囲の期待に応えないといけない、人と同じでないといけないという心理的重圧が社会的弱者を生んだ根源なのではないか。また、国内の中央と地方の経済格差や速過ぎるグローバリゼーション、将来への不安、家族のあり方等、ひとつひとつのピースを分類していくと経済的な幸福と心理的な幸福という哲学にも辿り着いた。日本の貧困問題だけをとっても社会、経済、政治、文化等あらゆる側面からの考察が必要であることを実感した。

今後について:
 大学ではグローバル化した社会、経済を分析する知識を身に付けたい。現在は、やや難しい専門書を読んで、何とか自分なりのヒントを得ようと試みるプロセスに喜びを感じている。将来は、貧困層予備軍を学校教育の段階で見つけ出して問題の早期解決をはかれる社会を作りたいと考えている。

お問合せ先

高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

-- 登録:平成26年02月 --