資料4 各大学において大学入試センター試験を実施するにあたり、独自に配慮・工夫している取組例

学内説明会の状況等について

1.例年実施している配慮・工夫している取組

(学内説明会)

  • 試験場及び試験室における対応を想定した大学独自の実施要領、監督要領及び前年度からの変更点一覧を作成。
  • 全体説明会の他に担当係別の説明会を実施し、担当係別説明会では、それぞれのタイムスケジュールに基づく詳細な説明を実施。
  • 監督者向けの説明会においては、大学入試センターが情報提供する失敗事例を交え説明。
  • 試験当日に監督者全員に変更点を再周知。
  • 特別措置対象者の受験室の担当等、個別の対応が必要な監督者には、別途、個別の注意事項を説明。
  • 説明内容の同一性を担保するため、各実施部局の説明会でも入試企画課職員が陪席。
  • TV会議システムを利用し、複数キャンパスにガイダンスの内容を同時配信し、どのキャンパスで説明会に出席しても、説明内容の同一性を担保。
  • センター試験の位置付け、一大学のミスが全国の受験者に影響が及ぶ得ること、試験監督者に求められる心構えなど、センター試験執行の重要性を研修的に学ぶ場としても活用。

(実施体制)

  • 監督代替要員を多めに確保し、不測の事態に即応できる体制を確保。
  • 過去3年分の監督業務の経験を調べ、監督者の配置を調整。
  • 同一試験室の監督者全員が説明会欠席者とならないよう配置。
  • 学外試験場(県立高校)の試験問題及びリスニング機器の仕分け・輸送は、試験を実施する学部及び大学本部で相互確認を実施。

(監督者選定)

  • 緊張感の持続と業務の厳格な相互確認が出来るように、同一試験室に配置する監督者は、所属部署の異なる者を配置。
  • 1試験室に必ず教員と事務職員の監督者を配置し、主任監督者(教員)は事務責任者(職員)に相談しながら試験執行が可能な体制で実施。
  • 主任監督者の選定は、監督経験者から選出。
  • 試験室の監督者配置では、初任監督者と複数回監督経験者を組み合わせるとともに、採用間もない教員は、待機監督者に設定。

2.平成24年度センター試験の実施方法変更に伴い、特に配慮・工夫した取組

(学内説明会)

  • 試験実施方法の変更に伴い、担当業務ごとに事務担当職員を集めたブリーフィングにより、変更点の周知・理解を促進し、従前の業務手順では対応できない点や予想される問題点の洗い出し作業を実施。
    監督者に対する当日の説明事項が多いため、試験当日説明用のレジュメを作成し、事前配付するとともに、試験当日に周知徹底。
  • 監督者説明会をやむを得ず欠席した場合でも個別に同様の説明を行い、個別説明も受けない者は監督業務から外している。
  • 変更点とそれに伴う問題点、注意点及び対応策を整理し、学内説明会用の資料を作成。

(実施体制)

  • 学内で地理歴史・公民2科目受験者試験室における説明のシミュレーションを実施した結果、説明時間の不足の可能性が高く、全試験室に試験時間及び試験開始時刻の繰下げ有無の報告書の提出を義務化しリスクマネージメントに努めた。
  • 監督者説明会において担当試験室の問題冊子等配付確認表の写しを配付し、問題冊子配付のシミュレーションを実施。
  • 問題配付に時間が掛かる可能性があった試験室においては、問題配付要員を増員。
  • 地理歴史及び公民が実施される第1日目の監督者を増員(各試験室1~2人、リスニング監督補助者を充当)。
  • 試験時間ごとの受験者数の変動に応じ、監督者を機動的に配置。
  • 地理歴史、公民及び理科の130分の試験時間における受験者の一時退室(トイレ)に備えるため、室外連絡員の配置を見直し(平成23年度7カ所→平成24年度13カ所)。
  • リスニング監督補助者をリスニング以外の試験時間帯については、監督者業務を兼ねることを可能とした他、試験場の判断により2科目受験者試験室の問題冊子や答案の配付・回収作業の補助者に充てる等、柔軟な配置ができるよう学内の取扱いを定めた。
  • 地理歴史び公民の問題冊子配付について、受験者の選択パターンに応じたシールを座席の受験番号札に貼り、同じ色のシールを問題冊子の袋に貼ることで、当日の配付ミスを防止。
  • 2科目受験者試験室については、第1解答科目時間に出発する監督者には、問題冊子と第1解答科目用の解答用紙のみを渡し、解答用紙の誤配を防止。

(監督者選定)

  • 特にミスの発生が予想された2科目受験者試験室の監督者は慎重に選定。

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