資料3 今後の検討事項(案)

改訂の趣旨:薬学は何を目指すのか、教育目標がどういうものであるべきか、薬学のコアは何か、6年制薬学のoutcome-based educationとして、薬剤師の養成にポイント、現在のモデルコアは学習範囲、項目(SBOs)数が多く、どのくらい深く教えるかという観点がない、大学独自の教育時間を増やす工夫、薬剤師養成に向けたコア項目にスリム化、知識教育から技能・態度教育の重視、等々。

薬学教育モデル・コアカリキュラムの基本理念と利用上の留意点について

[1]基本理念と位置づけ

基本理念:養成する薬剤師像、6年制薬学の人材を明確にする 
位置づけ:履修すべき必須内容を厳選し、コア教育と独自教育の適正な比率

[2]薬剤師として求められる基本的な資質

基本的資質:薬剤師の職責、患者中心の視点、コミュニケーション能力、チーム医療、総合的な薬物療法の評価と実践能力、地域医療、薬学研究への志向、自己研鑽、等々

[3]実務実習モデル・コアカリキュラムの改訂

1)実務実習モデル・コアカリキュラム:病院実習と薬局実習とを分けず、“臨床実習”として、薬学実務実習の項目を統合する
2)現モデルコアの実習内容(GIO, SBO)の改善
3)事前学習と実務実習(薬局、病院)項目間での、順次性、内容の重複整理
4)事前学習の教育に、病院ではTDMや院内製剤等、また、薬局では一般用医薬品、薬事衛生等、さらに全体としてチーム医療や疑義照会など医療現場において必要とされる基本的な内容が期待される
5)アドバンスト実務実習、(例示)チーム医療、疑義照会、治験など

[4]薬学教育モデル・コアカリキュラムの改訂

1)薬学教育“コア”、薬剤師教育“コア” 、ボリューム削減(小項目、GIO、SBOs)
2)項目、ヒューマニズム、生命倫理、薬害、レギュラトリーサイエンス等の改善
3)改訂版と共用試験・国家試験の出題範囲の関連

[5]薬学教育モデル・コアカリキュラムと実務実習モデル・コアカリキュラムとのジョイント

1)改訂作業の手順
2)改訂版:統合あるいは併記(例:小項目、GIO、SBOsで関連性明記)

[6]改訂版モデル・コアカリキュラムの「A~○の」項目立て

 

[7]薬学準備教育モデル・コアカリキュラム

 

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