平成23年1月14日(金曜日) 10時~12時
文部科学省旧文部省庁舎2F第2会議室
宮内忍委員、会田一雄委員、遠藤尚秀委員、樫谷委員、佐藤誠二委員、宮脇淳委員
杉野国立大学法人支援課長、森田学術機関課長、寺門企画官、平野国立大学法人支援課長補佐、藤田学術機関課長補佐
日本公認会計士協会
事務局より、資料2にもとづき、前回の検討会議での意見を踏まえた改定案について説明があり、本改訂案を当検討会議の結論とした。
事務局より、資料3について説明があり、意見交換が行われた。主な発言は以下のとおり。
(主査・委員)
目的積立金の使途がどんどん細分化されていくと会計から大学のガバナンスに影響を与えかねないのではないか。大学側の柔軟性は必要であるかと思う。
(事務局)
大学側でしっかりと会計してもらうというのはひとつの狙いではある。 ただ、そこまで細分化する必要はないと思っており、中期計画のようなざっくりとした書きぶりに年度計画で軽く関連性を付けるくらいのものでいいかと思っている。
(委員)
様式について、費目の合計はとらないのか。この様式の便宜性を考えるとあったほうがよいのではないか。
(事務局)
合計を追加するよう工夫したい。
事務局より、資料4について説明があり、意見交換が行われた。主な発言は以下のとおり。
(委員)
3点御意見がある。
1点目は「附属病院セグメントにおける資金の状況」のタイトルについて、「資金」の概念が違うところがあるので「収支」としてはいかがか。
2点目は同様式の「Ⅸ資金期末残高」について、本様式の主旨は損益ではなく資金フローに注目しているので「Ⅸ資金期末残高」を削除してはいかがか。
3点目はこれは事業報告書であり、財務諸表の改訂ではないので、実務指針に全部入れるのではなく、合図だけは入れておき、詳細なところは別途、通達等で誰でも見られるかたちで明らかにしてはいかがか。
(事務局)
御意見に異論はない。3点目の御意見に関しては、開示のところは実務指針で定めて、作成要領等の細かい部分については通知等で対応するということも考えられるので今後、日本公認会計士協会とも協議させていただきたい。
(主査・委員)
監査を拒絶されないようにするにも実務指針に何らかの記載は必要である。
また、状況を病院のセグメント情報で注記できるのであればそうしていただきたい。
(主査)
本議論を踏まえ、文部科学省と日本公認会計士協会で調整していただきたい。
高等教育局国立大学法人支援課