資料4 教職大学院の教育の質の保証に関するまとめ(骨子案)

○ 平成18年7月の中央教育審議会答申を受けて、教職大学院制度が創設され、平成21年度において24の教職大学院が設置されている。

○ しかし、現在、定員未充足の状況が多くの教職大学院でみられ、また、平成20年度の設置計画履行状況等調査において、19大学中17大学に対し留意事項が付され、様々な課題が指摘されている。

○ このような状況を踏まえ、教職大学院の教育内容の質の保証を行うために、制度導入後の現状について早期に点検を行い、今後の改善策につなげていく必要がある。具体的に改善すべき主な課題としては、以下のようなものが考えられる。

<検討すべき主な課題例>

1.教職大学院に求められる役割の再確認

○開放制の下での、高度専門職業人として高度な実践力・応用力を備えた力量ある教員の養成
   ・既存の大学院との相違
  ・一般学部で教育職員免許状を取得した者が実践力を身につける場
○学部段階を含め教職課程全体の改善のモデルの提示

2.理論と実践の融合によるカリキュラム、教育方法の確立

○理論と実践の融合という新しい教員養成の在り方についての具体的なイ メージ化
○新たなカリキュラム等をさらに効果的に実践する教員体制の在り方

3.教育委員会等との連携

○デマンドサイドの意向を踏まえたカリキュラムや教育方法
○教職大学院のみならず学部段階を含めた教育委員会や学校現場との継続的な

連携体制の構築

4.現職教員とストレートマスターの合同教育の在り方

5.実践的指導力育成のための実習体制の整備

○実習免除の基準の明確化
○現職教員が現任校で実習を行う場合の日常業務への配慮

 

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