資料4 薬学教育モデル・コアカリキュラム(中間まとめ)の修正方針

公益社団法人日本薬学会
薬学教育モデル・コアカリキュラムおよび実務実習モデル・コアカリキュラムの改訂に関する調査研究委員会委員長 殿
薬学教育モデル・コアカリキュラム改訂に関する調査研究チーム委員 各位

  薬学教育モデル・コアカリキュラム改訂に関する専門研究委員会
                                    座長 市川 厚


薬学教育モデル・コアカリキュラム(中間まとめ)の修正方針について
時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 薬学教育モデル・コアカリキュラム改訂に関して多大なる御協力をいただき大変ありがとうございます。当該コアカリキュラム改訂に関しては、去る4月から5月にかけて大学等に対しアンケートを行いましたが、このアンケート結果を踏まえ、本委員会において別添のとおり修正を行うとともに、下記のとおり修正の方針を作成しました。貴会において修正作業を行われる際には、下記方針に沿って検討を行っていただきますようよろしくお願いいたします。
 なお、検討を行う際には、アンケートで付された全ての意見について御確認いただきますようお願いいたします。



1.修正の方針
(1)アンケートを踏まえて事項を追加する必要がある場合は、表記の工夫、アドバンストカリキュラムでの追加、他の部分での削減などにより、なるべく全体の量が増えないよう配慮していただきたい。
(2)GIOについては表記を簡潔にすることを旨とし、小項目に対応するGIOについては、ニーズの表記を削除する方向で修正していただきたい。また、大項目のGIOのニーズについては、基本的な資質と結びつくような表現にできるだけ修正願いたい。
(3)分野間の整合性やGIOの表記、SBOの重みの違いなどについて、大項目作業グループの各担当者が集まる全体の場で意見交換を行っていただきたい。
(4)「日本薬局方を概説できる」という事項について、AもしくはBに追加願いたい。
(5)医薬品開発・創薬については、薬剤師養成における重要性に配慮していただきたい。少なくともアドバンストカリキュラムに設定していただきたい。
2.作業の目途等
8月末を目途にコアカリキュラムの修正版をまとめていただきたい。その際、見え消し版と見え消し反映版を提出いただきたい。また、大幅な修正があった場合は、今後の議論の参考とするため、修正の理由について簡単に報告願いたい。
3.その他
各分野でのSBOの検討の際に、薬学準備教育ガイドライン(平成14年8月日本薬学会薬学教育カリキュラムを検討する協議会)についても内容を確認、整理していただきたい。
別添
アンケート結果を踏まえた修正事項

1.薬剤師に求められる基本的な資質
  「薬剤師としての心構え」を、以下のとおり修正する。
薬の専門家として、豊かな人間性と生命の尊厳について深い認識をもち、薬剤師の義務及び法令を遵守するとともに、人の命と健康な生活を守る使命感、責任感及び倫理観を有する。

医療の担い手として、豊かな人間性と、生命の尊厳についての深い認識をもち、薬剤師の義務及び法令を遵守するとともに、人の命と健康な生活を守る使命感、責任感及び倫理観を有する。

2.大項目の名称
  大項目の名称を、以下のとおり修正する。
      C 薬学基礎教育 → C 薬学基礎
      D 衛生薬学教育 → D 衛生薬学
      E 医療薬学教育 → E 医療薬学
      F 薬学臨床教育 → F 薬学臨床

3.「A 基本事項」、「B 薬学と社会」
  「A 基本事項」、「B 薬学と社会」のSBOについて、別紙のとおり修正する。

お問合せ先

高等教育局医学教育課