資料3 歯学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する調査チーム検討状況

報告者 調査チームリーダー:荒木孝二

○会議開催

8月4日:第1回歯学調査チーム会議開催

9月8日:第2回歯学調査チーム会議開催

 

○改訂の方針

 1.キーワード「在宅」「歯学教育における医学教育」「海外の歯学教育内容との整合性」

 2.準備教育に関する必要部分は歯学教育のコアカリに含ませたい

 3.全体の量は増やさない。

 4.臨床実習に関する部分の内容を表記方法も含めて変更したい。

 

○改訂に必要な資料・意見収集

 1.共用試験実施評価機構歯学系CBT・OSCE委員へのアンケート調査実施

 2.各大学・学会へのアンケート調査実施準備

 3.諸外国の教育関係英文参考文献の和訳

 

○検討内容(詳細)

 1.モデル・コア・カリキュラム改訂に関して

  1)A領域とB領域は統合する。

  2)歯学生というより大学生として学ぶべき内容は項目立てするのではなく、前文などに示すべきか。

  3)コミュニケーションに関する項目がA領域とF領域に混在しているのでどちらかに統一する。

  4)プロフェショナリズムの育成は重要である。どのような形で掲載するかを工夫するべきである。

 2.臨床実習について

  1)現行の水準1-4の表記だけではなく、文章として到達目標を明記する。

  2)OSCEで対象となっている臨床技能についてはモデル・コア・カリキュラムに入れるべきである。

  3)卒業時の臨床技能獲得レベルを全体的に上げて、臨床研修に繋がる方策を考える。

  4)将来は臨床実習終了時に何らかの公的な評価を実施するべきである。たとえば臨床実習終了時OSCE(Advanced OSCE)を普及させる方法は受け入れられるかもしれない。

  5)臨床実習→臨床研修の経験内容を連続させたポートフォリオを導入し、総合的に 臨床技能の到達度について確認できる方法を導入することは意義がある。

○今後の作業について

  1)共用試験実施評価機構歯学系CBT・OSCE委員へのアンケート調査の集計

  2)各大学・学会へのアンケート調査実施と集計

  3)臨床実習に関するモデル・コア・カリキュラム改訂案作成

  4)コアカリ各領域の変更。項目内容の統合、新規項目の追加

  5)特に基礎系項目の充実について改訂案作成

 

以上

 

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