平成30年度「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査」調査項目等に関する検討会 設置要項

平成29年11月15日
科学技術・学術政策局長決定

1 趣旨


文部科学省では、大学等における研究者の活動の実態を把握し、研究や教育等にかける時間の利用実態を調査するとともに、大学等における研究者数を国際的な基準であるフルタイム基準に換算するために必要な統計的データを得ることを目的に「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査」(以下、FTE調査という。)を約5年に1度実施してきた。企業等の研究者については総務省が「科学技術研究調査」により入手しており、大学等の研究者の活動実態については文部科学省のFTE調査によって把握している。
次回は平成30年度に実施する予定であるが、調査設計時から既に10年以上が経過し、研究時間の劣化が指摘されてきているほか、平成25年の調査実施時に総務省から母集団情報として「学校教員統計調査」の活用の検討を指摘されるなど、統計技術的な課題もある。
こうした背景を踏まえ、統計等に関する専門的知見を有する識者及び調査対象となる大学の関係者等により、平成30年度「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査」調査項目等に関する検討会(以下「検討会」という。)を開催し、平成30年度実施時の調査内容や母集団情報等について検討を行うこととする。


2 検討事項


(1)サンプル数の抑制方法等の検討(学校教員統計調査の使用可能性等)
(2)調査項目の検討(研究者の論文数の調査、研究時間減少理由等)
(3)調査実施方法の検討(系統抽出の方法、調査票配布及び催促の方法等)
(4)その他


3 統計等に関する知見を有する識者の構成等


(1)検討会において助言等を得る有識者の構成は別紙のとおりとする。
(2)必要に応じて有識者の追加等を行うことができる。
(3)必要に応じて別紙以外の者からの協力を求めることができる。


4 実施期間


平成29年11月15日から平成30年3月31日までとする。


5 その他


検討会の事務は、科学技術・学術政策局企画評価課において行う。

お問合せ先

科学技術・学術政策局 企画評価課

(科学技術・学術政策局 企画評価課)