【資料2-3】次世代放射光施設検討ワーキンググループ(第3回)プレゼン項目3

所属:関西学院大学理工学研究科
氏名:水木 純一郎

1.今後取り組むべき研究課題について

・想定される社会的・科学的課題及び各課題の解決にあたり、取り組むべき研究課題は何か。

 グリーン&ライフイノベーションを推進するために安定的なエネルギー供給、低炭素化の実現、早期診断法、安全かつ有効性の高い治療法の実現などの課題に対して、放射光科学としては、局所ナノ領域での電子・原子・分子レベルでの動的解析を行い、物質機能、生命情報伝達の仕組みを解明する。

2.次世代放射光施設に期待する貢献について

・今後取り組むべき研究課題に関して、次世代放射光施設に対してどのような貢献を期待するか。

 軟X線回折限界光源の利用により、これまでの理想系から実在系に対象を移すことが可能となり、顕微分光法を中心とした、operando観測により機能発現機構を解明し、様々な利用分野でパラダイムシフトをもたらす。

3.次世代放射光施設に期待する運営の在り方について

・次世代放射光施設に対して、どのような運営のあり方を期待するか。

 利用者サイドからの期待を述べる:(1)利用者にとって使いやすい施設であること。(a)サポート体制の充実、(b)大学も産業界(企業)も平等に利用できる運用形態、(c)通年利用できる施設運営。(2)人材育成に積極的な施設であること。(a)大学との密接な連携プログラムを構築する。

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科学技術・学術政策局研究開発基盤課量子放射線研究推進室

(科学技術・学術政策局研究開発基盤課量子放射線研究推進室)