【資料2-2】次世代放射光施設検討ワーキンググループ(第2回)プレゼン項目2

所属:京都大学
氏名:北川 宏

1.今後取り組むべき研究課題について

・想定される社会的・科学的課題及び各課題の解決にあたり、取り組むべき研究課題は何か。

  • ナノ蛍光X線分析、ナノXAFS分析による震災復興
  • 軟X線ナノ空間分光法(10nm)を用いた新産業創出
  • 新しい手法の開発

2.次世代放射光施設に期待する貢献について

・今後取り組むべき研究課題に関して、次世代放射光施設に対してどのような貢献を期待するか。

 高輝度化・ナノビーム化やフェムト・アト秒等の最先端光源は科学技術立国として必要不可欠。しかし、復興施設としてなら、優先すべき課題があるはず。東北地方や国の復興に対するニーズに合わせて、設計すべき。また、ユーザビリティやエンドステーションの高度化は、復興に向けて迅速に社会ニーズに対応するために重要と考えられる。

3.次世代放射光施設に期待する運営の在り方について

・次世代放射光施設に対して、どのような運営のあり方を期待するか。

  • 科学技術立国を標榜する日本国にとって、次世代放射光施設は我が国にとって必要不可欠。
  • 社会、特に産業界に開かれた放射光施設でなければならない。学界ニーズを重視・優先しすぎてはならない。
  • ステイクホルダーはあくまでも社会であるべき。
  • 今後は、国益を鑑みて、ASEAN諸国にも貢献すべき。
  • ハイエンド、ミドルレンジ、地域性、運営の多様性など、バランス感覚も必要。
  • 新領域のテーマは閉ざされたムラ社会からではなく、融合分野から芽生える。

お問合せ先

科学技術・学術政策局研究開発基盤課量子放射線研究推進室

(科学技術・学術政策局研究開発基盤課量子放射線研究推進室)