【参考資料1-3】委託調査「研究開発評価の在り方に係る特筆課題等への取組の状況調査」について(案)

委託調査「研究開発評価の在り方に係る特筆課題等への取組の状況調査」について(案)

○調査の目的

 平成28年12月及び平成29年4月には、「国の研究開発評価に関する大綱的指針」及び「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」がそれぞれ改定された。これらの指針においては、プログラム評価のさらなる推進、チャレンジングな研究開発等の推進、次世代を担う若手研究者の育成・支援の推進等(以下「特筆課題等」という。)について研究開発評価の実務・現場において適切に改善を図っていくことが求められている。しかしながら、大学(大学共同利用機関を含む。)、国立研究開発法人等(以下、「研究開発機関等」という。)の研究機関の研究開発の実務現場においては、特筆課題等への対応は十分に取り組まれているとは言えない状況にある。
 このため、これら特筆課題等に関して、先行的な取組事例や実施に向けて検討している事例、実施に当たっての問題点、工夫している点等についてヒアリング・意見交換等により調査する。それらを踏まえ円滑に特筆課題等に取り組むための方策を検討し、その結果をにとりまとめ、今後の研究開発評価に関する施策の企画立案に資するものとする。
 なお、本事業を通して得られた実施・現場における課題・ニーズやそれらの改善策、現場で参考となる事例等は、別途文部科学省が実施するシンポジウム等における研究開発機関等へ情報提供・意見交換や研究開発評価人材育成研修テキスト等への反映など研究開発評価の推進に活用する。

○調査の概要

・研究開発評価の専門家等による検討会を開催し、調査の実施方針を検討する。
・研究開発機関等のうち、先行的な事例等を選定し、複数の専門家により経営管理者、評価実施者、研究者等との実地でヒアリング・意見交換等を行う。
・ヒアリング・意見交換等の結果を踏まえて、特筆課題等に取り組むときの課題、問題点や円滑に取り組むための方策等について検討会において検討する。
・ヒアリング・意見交換等の結果を踏まえて、特筆課題等に取り組むときの課題、問題点や円滑に取り組むための方策及び先行的な事例や優良事例等をシンポジウムで発表する。
・特筆課題等の先行事例等調査の結果、検討会の検討結果を踏まえ、現場の実務の参考資料となるような報告書を取りまとめる。

○調査内容

・研究開発プログラム評価等の取組、チャレンジングな研究開発の促進、若手研究者の育成・支援を推進するための評価等特筆課題等への対応状況等
・その他、当該研究開発機関等における研究開発評価の実施状況、マネジメントへの活用状況、評価全般に関する課題、ニーズ等

お問合せ先

科学技術・学術政策局 企画評価課 評価・研究開発法人支援室

(科学技術・学術政策局 企画評価課 評価・研究開発法人支援室)