資料5 評価活動の成果普及・評価に関する課題の状況調査等について(案)

1.大学等との意見交換(平成29年度)

  大学等では、研究マネジメント人材群の確保や集中的な研究環境改革等の研究力強化に向けた取組及び融合領域研究に伴う新たな拠点形成、また戦略的に推進すべき優れた大型プロジェクト研究等の重点的支援など研究力強化に向けた様々な取組が行われており、これに伴う評価手法の活用及びマネジメントへの反映等について意見交換を行う。

2.意見交換実施機関(案)

  調査機関については、文部科学省研究大学強化促進事業に採択されるなど研究力強化に向け取り組んでいる大学等(※1)や国立大学法人評価委員会「自己点検・評価及び当該状況に係る情報の提供に関る目標」で非常に優れた取組と評定された大学等(※2)を選定。

(1)電気通信大学(※1)
  大学としての研究力の一層の強化に向け、国籍・性別によらないURAを採用し、大学内外の多様な連携を効果的に推進するネットワーク型URAなどの研究推進体制を構築するとともに新たに計測・評価する研究評価手法確立に向けた取組を行っている。
  ◆訪問実績:なし
   (参考)その他の取組:平成26年12月シンポジウム企画開催「研究力評価の改革に向けて」

(2)情報・システム研究機構(※1)
  機構としての研究力の一層の強化に向け、戦略企画本部URAステーションを設置し、機構内外の多様な連携による研究力強化の取組を行っている。  
  ◆訪問実績:なし

(3)高エネルギー加速器研究機構(※1)
  機構としての研究力の一層の強化に向け、研究支援体制を構築するとともに多国籍・多企業参画ラボ創設などの取組を行っている。
  ◆訪問実績:平成18年度

(4)大阪大学(※1)
  大学としての研究力の一層の強化に向け、大阪大学未来戦略機構の創設はじめ、URAの国際公募により採用し、研究者の国際共同研究や研究情報の国際的発信を支援する研究推進体制を構築するなどの取組を行っている。
  ◆訪問実績:平成17年度
   (参考)その他の取組:平成27年2月未来戦略フォーラム開催
   「世界大学ランキングと国際的研究評価を問う:現状・課題・展望」

(5)山口大学(※2)
  第三者評価や大学が独自に行う外部評価へ対応した「教員活動の自己点検評価システム」、「組織活動情報集約システム」及び「組織活動の自己点検評価システム」の開発など、PDCAサイクルを実践する自己点検評価の仕組みを構築する取組を行っている。
  ◆訪問実績:平成19年度

(6)佐賀大学(※2)
  分析データを活用した戦略的な大学運営を行う体制を整えるため、IR室を設置し、IRを大学改革のツールと位置づけ、客観的根拠に基づく大学経営の取組を行っている。
  ◆訪問実績:平成21年度

(7)筑波大学(※2)
  法人評価・外部評価・監事監査及び内部監査の指摘事項を重点施策の中に改善目標として取り込み、PDCAサイクルの実質化をする取組を行っている。
  ◆訪問実績:平成23年度

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科学技術・学術政策局 企画評価課 評価・研究開発法人支援室

(科学技術・学術政策局 企画評価課 評価・研究開発法人支援室)