研究炉等安全規制検討会核物質防護ワーキンググループ及び技術ワーキンググループの開催について

平成17年1月14日
原子力安全課


目的
 研究炉等安全規制検討会は、原子力の安全規制を巡る現状を踏まえ、1核物質防護の強化、2試験研究用原子炉施設等におけるクリアランス制度、3試験研究用原子炉施設等における解体・廃止制度、4少量核燃料物質の使用に係る安全規制及び5自然放射性物質の使用に係る安全管理のあり方を内容とする報告書「試験研究用原子炉施設等の安全規制のあり方について」を平成17年1月14日に取りまとめた。また、核物質防護に関しては、国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部が平成16年12月10日に取りまとめた「テロの未然防止に関する行動計画」において、原子力関連施設におけるテロ対策の強化を図るため、施設における立入制限区域の設定及び一定の要件を満たす者以外の者の当該区域への立入制限措置等について検討を行い、平成17年中に結論を得るとされている。
 これらの報告書等において、今後検討すべき課題等として示された事項の検討を行うため、下記のとおり、研究炉等安全規制検討会の下に核物質防護ワーキンググループ及び技術ワーキンググループをそれぞれ開催することとする。

1. 核物質防護ワーキンググループ

(1) 検討内容
具体的検討事項は以下のとおり。
1 防護目標
2 審査要領書・事業者ガイドライン等
3 原子力施設における立入制限措置
4 その他核物質防護上検討が必要な事項

(2) 庶務
 検討会の庶務は、原子力安全課原子力規制室において処理する。

(3) 構成員
  金重 凱之   株式会社国際危機管理機構代表取締役社長
  北村 隆文   核燃料サイクル開発機構国際・核物質管理部核物質管理課長
  斎藤 勲   東京大学大学院工学系研究科附属原子力工学研究施設原子炉管理部長
  清水 堅一   日本原子力研究所安全管理室核燃料対策室長
  中込 良廣   京都大学原子炉実験所教授
  平澤 久夫   核燃料サイクル開発機構大洗工学センター照射施設運転管理センター
 技術主席
  四元 弘子   弁護士
研究炉等安全規制検討会委員 山中 伸介   大阪大学大学院工学研究科教授
注: *印は、研究炉等安全規制検討会委員

(4) 特記事項
 本ワーキンググループは、核物質防護上の機微情報を含む事項を検討するため、非公開とする。
 検討結果については、核物質防護上の機微情報を除き、公開する。


2. 技術ワーキンググループ

(1) 検討内容
具体的な検討項目は以下のとおり。
1 クリアランスに係る技術基準
2 廃止措置に係る技術基準
3 核燃料物質及び核原料物質の使用に係る技術基準
4 その他技術的検討が必要な事項

(2) 庶務
 検討会の庶務は、原子力安全課原子力規制室において処理する。

(3) 構成員
研究炉等安全規制検討会委員 小佐古 敏荘   東京大学原子力研究総合センター助教授
研究炉等安全規制検討会委員 丹沢 富雄   学校法人五島育英会顧問武蔵工業大学原子力研究所担当
  足立 守   財団法人原子力研究バックエンド推進センター専務理事
  大越 実   日本原子力研究所バックエンド技術部放射性廃棄物管理第1課長
  川上 泰   財団法人原子力安全研究協会研究参与
  佐々木 憲明   独立行政法人原子力安全基盤機構解析評価部
 サイクル施設解析グループ長
  石川 敬二   核燃料サイクル開発機構安全推進本部安全計画課課長代理
注: *印は、研究炉等安全規制検討会委員

(科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室)