研究炉等安全規制検討会 核物質防護ワーキンググループ（第1回）　議事要旨

4．議事概要

　片山安全監の挨拶に続き、当WGの開催趣旨及び運営要領を了承後、中込主査が互選され、主査より山中主査代理が指名された。また、当WGは核物質防護に係る機微情報を取り扱うことから非公開とするが、開催日、開催場所、議題及び議事要旨は公開とすることが了承された。
　引き続き、事務局より研究炉等安全規制検討会における検討結果を取りまとめた報告書、今後の検討スケジュール、並びに原子力施設の立入制限措置、核物質防護上の秘密の種類と範囲、核物質防護措置ガイドラインに関する検討内容の説明等が行われた。

委員からの主な意見の概要は以下のとおり。

• 原子力施設等におけるテロ対策を考える場合には、内部者の手引きを得た外部攻撃というような連携した攻撃が想定されるので、今後の議論では念頭におくべきである。
• 核物質防護上の秘密に関する検討を進めるに際しては、まず「管理すべき情報」とは何かということを事前に明確にしておく必要がある。
• 他の法令による規制及び原子力安全規制と、核物質防護規制との間において矛盾することがないように、核物質防護措置ガイドラインを検討すべきである。