研究炉等安全規制検討会 核物質防護ワーキンググループ(第2回) 議事要旨

1.日時

平成17年 2月24日(木曜日) 10時~12時

2.場所

古河ビル 6階 F1会議室

3.出席者

委員

中込主査、金重委員、北村委員、斉藤委員、清水委員、平澤委員、山中委員、四元委員

4.議事概要

 過去に実施した内部脅威対策に関する調査の概要、文部科学省所管原子力事業者における防護措置の現状、秘密に関する過去の判例、核物質防護秘密の種類と範囲案等について検討を行った。

委員からの主な意見の概要は以下のとおり。

(1) 原子力施設の立入制限措置について

  • 内部脅威に対しては、人による人の管理(ツーマン・ルール)、ハード機器での対応、立入制限措置などを組合せた対策が考えられる。
  • 個人の信頼性確認措置は、あくまで内部脅威対策のひとつであって、その他の措置と併せ、個々の施設の状況を考慮して対応することが現実的である。
  • 原子力施設が妨害破壊を受けたような場合、社会に与える影響度が他の業種とは大きく異なる。従って、内部脅威対策については、原子力施設で働く職員の意識改革が重要である。
  • ターゲットとしては、いくつかの施設を比較して、対策の弱い施設を狙うことが想定されるので、対策の横並びも重要である。

(2) 核物質防護上の秘密の種類と範囲について

  • 核物質防護秘密の範囲に関する議論と、その管理に関する議論とは別である。
  • 情報を管理することが、結果としてその情報を目立たせてしまうことがあるので、管理の方法には注意する必要がある。

お問合せ先

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(科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室)