研究炉等安全規制検討会 核物質防護ワーキンググループ(第3回) 議事要旨

1.日時

平成17年3月28日(月曜日) 14時~16時

2.場所

古河ビル 6階 F1会議室

3.出席者

委員

中込主査、金重委員、北村委員、斉藤委員、清水委員、平澤委員、山中委員、四元委員

4.議事概要

 核物質防護の強化に伴う文部科学省所管の原子炉設置者等が実施すべき基本的な防護措置、核物質防護上の秘密とすべき情報の分類案等について検討を行った。

(1) 法改正後の基本的な防護措置について
 原子炉設置者等による核物質防護システム設計の一助とすることを目的として、IAEAの核物質防護に関する勧告(INFCIRC/225/Rev.4)を踏まえた基本的な防護措置を示したガイドラインを作成する必要があることから、ガイドラインに記載する内容について質疑応答を行った。

(2) 核物質防護上の秘密の種類と範囲について
 核物質防護上の秘密とすべき情報の分類案について質疑応答を行った。主な質疑及び意見の概要は以下のとおり。

  • 核物質防護上の秘密に該当する情報は、公益通報者保護法における通報内容から除外されると考えられるので、関係者への周知が必要ではないか。
  • 大学の施設等で学生が当該施設を使用している場合、学生は守秘義務対象者に含まれるか否かについて質問があり、学生は対象者には含まれないとの見解が事務局より示された。
  • 本WGでは核物質防護上の秘密に関する議論としているが、原子力分野のみならず、国全体として秘密情報の分類や管理に関する明確な指針を整備しておく必要がある。
  • 核物質防護上の秘密と考える理由を、脅威情報・防護情報・施設情報等に分類して整理する必要がある。

お問合せ先

科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室

担当:大向、宮本
電話番号:03‐5253‐4111(内線3919)
ファクシミリ番号:03‐6734‐4037

(科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室)