研究炉等安全規制検討会 核物質防護ワーキンググループ(第4回) 議事要旨

1.日時

平成17年4月8日(金曜日) 14時~16時

2.場所

文部科学省ビル 10階 10F1会議室

3.出席者

委員

中込主査、金重委員、北村委員、斉藤委員、清水委員、平澤委員、四元委員

4.議事概要

核物質防護上の秘密の種類と範囲案、原子力施設の立入制限措置等について検討を行った。

委員からの主な意見の概要は以下のとおり。
(1) 核物質防護上の秘密の種類と範囲について

  • 核物質防護上の秘密とすべき情報の分類案は、秘密の対象となる情報の範囲を限定するための具体的分類例を示したものと理解すべきである。
  • 少数の者しか知らない情報と多数の者が知っている情報を整理して、それぞれの情報の具体的な管理方法に関して、今後議論する必要がある。

(2) 原子力施設の立入制限措置等について

  • 内部脅威対策としての信頼性確認措置に関し、原子力分野だけが突出した対応をとるべきではないという考え方もあるが、他分野に先駆けて実施した公益通報者制度の例もあり、突出したことになってもいいという判断もあり得よう。
  • 従業者の信頼性は常に変化するものである。内部脅威対策の一環として、個人の信頼性確認がどれだけの役割を果たすかを吟味する必要があろう。
  • わが国における原子力施設の従業員の管理方法と諸外国の方法との比較だけではなく、わが国特有の現状を把握した上で、どのような対策が足りないのかを分析する必要がある。
  • 内部脅威対策の検討の素案作成に関しては、同じ規制当局である原子力安全・保安院と緊密に連携を図るべきである。

お問合せ先

科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室

担当:大向、宮本
電話番号:03‐5253‐4111(内線3919)
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(科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室)