研究炉等安全規制検討会 核物質防護ワーキンググループ(第6回) 議事要旨

1.日時

平成17年6月8日(水曜日) 15時~17時

2.場所

文部科学省ビル10階 10F1会議室

3.出席者

委員

金重委員、北村委員、清水委員、平澤委員、山中委員、四元委員

4.議事概要

内部脅威者対策及び防護目標の設定について検討を行うとともに、防護措置ガイドライン(案)について事務局より説明を行った。

(1) 内部脅威者対策について
 原子力施設に対するテロの脅威への対策として、外部からの攻撃のみならず、内部からの妨害破壊行為等の内部脅威への対策が必要であるとの認識を踏まえ、原子力施設における内部脅威者対策について検討を行った。
 委員からの主な意見の概要は以下のとおり。

  • 分野横断的な信頼性確認制度を考える場合、その対象分野は、海外の原子力利用主要国のように、防衛・セキュリティ・航空産業等を中心とする限定的な制度を想定すべきである。
  • 信頼性確認措置以外で、原子炉設置者等が内部脅威者対策として実施できることは、自助努力として実施していくことが求められているのではないか。

(2) 防護目標の設定について
 原子炉設置者等が設計する核物質防護システムの検討に必要となる防護目標に関し、特定核燃料物質の量や形状等を考慮しつつ設定する等の考え方についての検討を行った。
 検討内容については、核物質防護上の機微情報を含むため、非公開とする。

(3) その他
 核物質防護の強化のために原子炉設置者等が講じる防護措置のガイドライン(案)を事務局より説明した。具体的な検討は次回WGで行うこととした。

お問合せ先

科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室

担当:西田、宮本
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(科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室)