研究炉等安全規制検討会 核物質防護ワーキンググループ(第9回) 議事要旨
1.日時
平成17年8月25日 (木曜日)14時~16時
2.場所
三菱ビル地下M1会議室
3.出席者
委員
中込主査、金重委員、北村委員、斉藤委員、山中委員、清水委員、平澤委員
4. 議事概要
以下の3点についての検討を行った。
(1) 秘密等の管理方法について
核物質防護秘密等の管理方法について検討をおこなった。委員の主な意見及び事務局からの回答は以下のとおり。
- 異常時の措置要領について、監督官庁に報告する内容は、原因の究明、再発防止策等細かく報告させる必要があるのではないか。
→ 監督官庁への報告には、原因の究明や再発防止策も含んでいる。
(2) 核物質防護規定の記載内容(案)について
核物質防護規定に記載すべき内容について検討を行った。委員からの主な意見及び事務局からの回答は以下のとおり。
- 規定の運用は、防護区域ごとに実施されるべきであるが、必ずしも許可上の施設と防護区域は一対一になっていない。さらに、核物質の量について、研究炉と使用施設では書き振りも違うのでケースを示した方が良いのではないか。
→ 次回までに検討する。
- 核物質防護管理者の事業所での地位はどう考えるか
→ 現状は、概ね部長クラス以上となっている。
(3) DBT対応ガイドラインについて
ガイドラインの内容について検討を行った。委員からの主な意見及び事務局からの回答は以下のとおり。
- ガイドラインの内容は、外部脅威者に対する対策がメインになっており、隠密や欺瞞行為に対する対策があまり記載されていないのでもう少し考慮してもよいのでは。米国の対策はどうなっているのか調査もお願いしたい。
→ 検討する。
- 脅威により破損されるレベル等は、基準を示す必要があるのでは。
- 防護措置の強化が間に合わない事業者に対しては、ある程度猶予を与える必要があるのではないか。
→ 核物質防護規定において考慮できないか、検討中である。
科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室
担当:西田
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