研究炉等安全規制検討会 核物質防護ワーキンググループ(第12回) 議事要旨

1.日時

平成19年4月6日 14時~17時

2.場所

三菱ビル地下 M1会議室

3.出席者

委員

中込主査、金重委員、川上委員、北村委員、斉藤委員、清水委員、棚村委員、平澤委員、山本委員

文部科学省

袴着原子力安全監、野家原子力安全課長、小原原子力規制室長、島根運転管理・検査管理官 他

4.議事概要

以下の2点についての検討を行なった。

(1) 核物質防護秘密に関する秘密の設定及び機密性の確保について
核物質防護秘密の具体的な文書例を事業者に明示することについての検討を行なった。委員からの主な意見・質問及び回答は以下のとおり。

  • 事業者側で核物質防護秘密の解釈に温度差があるように思われる。
  • 核物質防護秘密の種類等、具体的な例を事業者に明示する必要がある。
    → 温度差を無くすため、規制当局側から、今回報告したような具体的な核物質防護秘密例を事業者に示すこととする。なお、核物質防護秘密については、事業者がこの例を参考にして決定し、国は、核物質防護規定遵守状況検査により、その妥当性を判断するということになる。
  • 基本的な考え方については、AかつBの場合等単純に合わせることで秘密になるというものではなく、単独で核物質防護秘密になると思われるものがあり、分けて考える必要がある。また、様々なケース毎に社会通念に照らし考えてみる必要があると思われる。
    → 核物質防護秘密の定義については、一律に決めることができない部分があり今後とも適宜検討を行なう。

(2) 現行の研究所等廃棄物の核物質防護措置及び検討事項について
今後の研究所等廃棄物に対する核物質防護措置の在り方についての検討を行なった。委員からの主な意見・質問及び回答は以下のとおり。

  • 被ばく評価については、施設により敷地境界からの距離が違うことを考慮する必要がある。
    → 廃棄物の処理計画が具体化されていない事業所については、今後の事業所毎の廃棄物処理計画等を踏まえ、それぞれ個別に検討することが必要と考える。
  • 研究所等廃棄物の核物質防護措置を考えるにあたっては、様々な種類等があることを考慮する必要がある。
    → 今後とも引き続き議論することとする。

お問合せ先

科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室

担当:西田、吉川
電話番号:03‐5253‐4111(内線3938)

(科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室)