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放射線安全規制検討会(第9回) 議事録

1.日時

平成15年5月29日(木曜日) 16時~18時

2.場所

文部科学省分館 201、202特別会議室(2階)

3.議題

  1. 放射線障害防止法施行令第1条3号に基づく医療用具の指定について
  2. その他

4.出席者

委員

 小佐古座長、阿部委員、石榑委員、大森委員、長見委員、日下部委員、近藤委員、中村委員、東委員、山本幸佳委員、山本英明委員

文部科学省

 広瀬原子力安全監、青山原子力安全課長、石田放射線規制室長、米原放射線安全企画官、茶山原子力安全課長補佐他

5.配付資料

  • 資料9‐1 第8回放射線安全規制検討会 議事概要(案)
  • 資料9‐2 永久挿入線源の取扱いについて(案)

6.議事進行

石田室長より資料9‐2(永久挿入線源の取扱い)について説明

7.主な質疑応答

<資料9‐2関係>

【小佐古座長】
別紙2の火葬モデルは、その学会が作ったガイドラインか。

【事務局】
学会のガイドラインは期間を1年と定め、その間に亡くなった場合は病院で線源を抜くとあり、火葬モデルは1年以降の被ばく評価として事務局において計算した。

【小佐古座長】
火葬の温度が1,000度を超えるとすると、金やヨウ素が燃えず、飛散がなく、59日という短半減期のものを1年後に評価するというのは、かなり無理な仮定ではないか。保守性の仮定や温度の議論はしたのか。

【事務局】
1年以内は病院で回収されるので1年以降で計算している。線源の健全性は、ヨウ素125のカプセルに純チタンを使用しており、十分温度に耐え得るものと思われる。

【日下部委員】
ワーキンググループで管理の細かい点を検討した。泌尿器科学会、放射線腫瘍学会、専門医が一緒に取扱い、その後も患者の管理を確実に行い、管理自体は間違いなく行える。厚労省としてはガイドラインを作り、学会が責任を持ち、以前のヨウ素131の退出基準も決定されており、随分慣れてきている。

【山本(幸)委員】
国際免除レベルと患者が海外旅行することとの関係は問題ないか。免除レベルを超えていて、外国に行った場合、税関等で引っかかることはないか。

【事務局】
1年経てば問題ないと思われるが、外国で治療してもっと下がっていてその前に日本に帰ってくる人もいる。治療用線源の量として条件は同じなので問題ない。原子力施設の見学や出入国手続等の場合、放射線が検出されるおそれがあることを患者に説明し、事前に患者カードを提示するよう指導するとガイドラインで定めている。

【石榑委員】
5ページ表中の線量の値で、一番下の基準値は実効線量なのか。単位で混乱する所があるので、きちんと説明できるようにしておいた方がいいのではないか。

【事務局】
実効線量率定数を使っているので、計算結果は実効線量率になり、最終的な線量としては、測定でこの基準を満たしているかを判断するので、1センチメートル線量当量率である。

【山本(幸)委員】
飛行機でずっと一緒といる場合の計算はしているのか。

【事務局】
その計算値はない。電車等公共輸送機関を利用して通勤する場合はガイドラインで評価しており、患者は他の人となるべく距離をとるよう指導する。ヨウ素125線源が前立腺に永久的に挿入され、体内の残存放射能1,300MBq(メガベクレル)で退出し、防護具を着装しない患者と1メートル離れた地点で1日あたり1時間、週5日間接触する場合の1年間の被ばくの計算結果は1年あたり0.11mSv(ミリシーベルト)。十分な距離がとれない場合は適切な防護具等を着装するよう指導し、0.1ミリメートル厚の鉛で、患者から1,300MBq(メガベクレル)で30センチメートル離れた地点で1日当たり1時間で、週5日間接触するとした計算は1年あたり0.98mSv(ミリシーベルト)。

【日下部委員】
各施設から固体状の廃棄物が外に出ないように学会は指導し、管理はできており、施設内で確実に処理する体制は整ってきている。

【中村委員】
ガイドラインを委員にもらえないか。どういう計算をされたのか。

【事務局】
厚労省に相談し、差し支えなければお渡ししたい。

【近藤委員】
学会でまとめられたガイドラインの内容が、医療法の中において課長通達等の形で効力を持つ形になると理解していいか。

【事務局】
ガイドラインはあくまで学会で作っているが、これをベースに検討された結果が課長通知で出されている。基本的な形は同じだが、通知では一定期間という表現で、ガイドラインでは1年間に亡くなられた場合はとる等、細く定められている。

【日下部委員】
ヨウ素125から放出される放射線は、防護具ですぐ吸収されて検出できない。指示カードに注意が書いてあり、患者は放射線源と認識して行動する。家族も了承し、黄色カードを常に持っている。

【事務局】
永久挿入線源について、患者への医療上の便益については厚労省の医療法の枠組みできちんと見て頂く。審議を踏まえ、厚労省に協議する内容についてパブリックコメントを求め、最終的に手続を進めたい。

【小佐古座長】
TRANSSCという輸送関係規則が来年の1月から強制的になるということで、国交省から審議会に挙がってきたがどうなるのか。

【事務局】
国交省から海外の輸送等の関係で放射線審議会に諮問され、答申したが、基本的に基本部会の考え方に沿っているか、その都度、放射線審議会で見ていただく。国交省も同じ立場で、最終的に各省が関係法令に取り入れる時は、同じタイミングで放射線審議会に諮問し、整一性を見てもらい、各省で相談して対応したい。

【小佐古座長】
議論は成熟したと思うので、この原案で検討会は了解する。

お問合せ先

科学技術・学術政策局原子力安全課放射線規制室

(科学技術・学術政策局原子力安全課放射線規制室)

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