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資料





2003.7.31

関係団体と協議中の事項に関する進捗状況
(出版物関連)


【三田委員説明】
1. 書籍・雑誌等の貸与に係る暫定措置の廃止
5/23    レンタルコミック実験店舗の開始(千葉県白井市・すばる書店白井店)
5/29    全国貸本組合連合会との協議
6/26    貸与権連絡協議会の設立(著作権者団体等15団体が参加)

【樋口説明】
2. 出版者の権利の創設
   2003/3/12に日本書籍出版協会、日本雑誌協会で日本経団連・知的財産権部会と懇談。
   出版者の権利創設についての理解を求める。今後も継続して協議を行っていくことを確認。

3. マンガ喫茶等での図書の閲覧に係る展示権の拡大
   5/15    日本複合カフェ協会と、21世紀のコミック作家の著作権を考える会、日本雑誌協会との間で暫定合意書締結。

以上
(作成・日本書籍出版協会)



プレスリリース 
2003/06/27 

貸与権連絡協議会を設置
6.26初会合に各団体の権利者が参加


   6月26日(木)御茶ノ水の日本雑誌協会にて「書籍又は雑誌の貸与による場合には、当分の間、適用しない」とされている現行著作権法附則4条の2の「経過措置」撤廃を要求し、作家の「貸与権」を回復しようとする著作権者とその行動を支援する出版業界の併せて15団体(以下参照)の代表らが一堂に会して「貸与権連絡協議会」を設立した。
   この協議会は、3年にわたり出版各社と連携し同問題に取り組んできた「21世紀のコミック作家の著作権を考える会(21世紀の会)」と「(社)日本雑誌協会」「(社)日本書籍出版協会」で組織している「貸与ビジネス検討専門委員会」が呼びかけ人となって設立にこぎ着けたもの。「貸与権」問題は、従来コミック作家を中心に話し合われてきたが、新たに文芸家・児童文芸家・写真家・美術家などの権利者も加わり出版業界の大きなムーブメントとなった。
   同日の会議では、まず会則が了承され、ついで同協議会代表者を「21世紀の会」から選出することが了承されると共に、全国で広がりをみせているレンタルブックショップの状況や行政官庁との折衝状況等が報告された。また、検討中の案ながら許諾料の徴収方法案、貸与権の集中管理センター設立案、スキーム作りの目的で開始されたレンタルブック実証実験の説明などを行った。
   この他、複数の参加団体からは、「公共貸与権」問題に関しても取り上げてはどうかとの提案があり、同問題に関し情報交換は適宜行っていくことを確認した。第2回は7月中に開催予定。その際、協議会としての声明の発表、記者会見をすることが了承された。


<参加団体一覧>   50音順
社団法人   日本漫画家協会     社団法人   日本出版取次協会
社団法人   日本写真家協会   社団法人   日本児童文学者協会
社団法人   日本児童文芸家協会   社団法人   日本推理作家協会
社団法人   日本文芸家協会   社団法人   日本ペンクラブ
日本書店商業組合連合会   日本児童出版美術家連盟
日本美術著作権連合   漫画ジャパン

<主な参加者一覧>   敬称略   50音順
浅田次郎・伊藤展安・猪瀬直樹・こやま峰子・里中満智子・篠田博之・新 冬二・ちばてつや
東野圭吾・楡 周平・樋口大寒・松本徳彦・松本侑子・三田誠広・渡辺教子、他


文責   森   武文   (社)日本雑誌協会   貸与ビジネス検討専門委   座長


暫定合意書(PDF:224KB)

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