第10節 環境教育・環境学習の推進

1.環境教育の意義

 地球温暖化や自然環境の破壊をはじめとした環境問題は,人類の生存と繁栄にとって緊急かつ重要な課題です。恵み豊かな環境を守り,私たちの子孫に引き継いでいくためには,エネルギーの効率的な利用など環境への負荷が少なく持続的発展が可能な社会を構築する必要があります。こうした社会を構築するためには,あらゆる主体が自主的・積極的に環境保全活動に取り組むとともに,国民があらゆる機会を通じて環境問題について学習することが重要であり,特に,21世紀を担う子どもたちへの環境教育は極めて重要です。
 このため文部科学省では,国民がその発達段階に応じ,あらゆる機会を通じて環境の保全についての理解と関心を深めることができるよう,学校教育及び社会教育における環境教育の推進に必要な施策に取り組んでいます。

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