令和6年1月19日
英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業の令和6年度新規採択課題について、日本原子力研究開発機構が1月17日から公募実施中ですので、お知らせします。
詳細は、以下のホームページからご確認ください。
募集情報(※英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業)
本事業は、日本原子力研究開発機構(JAEA)廃炉環境国際共同研究センター(CLADS)を中核とし、国内外の多様な分野の知見を組織の垣根を越えて融合・連携させることにより、中長期的な東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の廃炉現場のニーズに対応する研究開発・人材育成を推進するものです。
1F廃炉では、不確実性の高い過酷環境に対処することが求められており、1F廃炉に関する研究を通じて過酷環境に対処できうる人材育成を図ることが喫緊の課題となっています。
このような状況では、既存知見では対応が困難な過酷環境において、不確実性を考慮しながら解決策を見出すための理論・手法・アプローチを対象に、既存学問で対応できる状況まで安定化させるためのエンジニアリング・マネジメント手法の構築が必要です。そこで、本プログラムでは、このことを研究する新たな学問を『シビアエンジニアリングマネジメント(Severe Environment Engineering and Management) 学(以下「SEEM学」という。)』と定義し、本プログラムにおける研究を通じて、SEEM学の構築に資すること及び研究人材育成システムの構築を図ることを目的とします。
なお、SEEM学は、1F廃炉分野といった原子力工学の一分野に限らず、また原子力分野に限らず、未だ経験したことがない過酷環境に直面する可能性がある様々な分野において構築・活用が求められる学際的な学問に展開していく事を想定しています。
また、本プログラムでは上記の人材育成に加え、今後の1F廃炉で求められる国際的な研究人材の育成に貢献するため、国際機関による人材育成プログラム(OECD/NEAのNEST等)への参加、および国際共同研究等に基づく海外研究機関との連携・派遣等を通じて、高専生、学部生、大学院生、ポスドク、若手研究者の国際的な経験、国内に閉じることのない国際的な人材ネットワークの拡充を図り、将来の1F廃炉に貢献できうる国際的な研究者の育成も目指します。
プログラム名 | 採択予定件数 | 実施経費 (1件当たり年間) (間接経費含む) |
実施期間 |
研究人材育成型廃炉研究プログラム | 2件程度 | 12,000万円以内 (内、JAEAは4,000万円を上限とする。) |
5年以内 |
(※)令和6年度予算案の成立を前提としているため、実施経費の上限に変更が生じる可能性があります。また、翌年度以降の予算状況等によっては各年度の実施経費の上限に変更が生じる可能性があります。
令和6年1月17日(水曜日)~令和6年4月17日(水曜日) 17時00分(厳守)
(府省共通研究開発管理システム(e-rad)を通じて、応募してください。
オンラインによる募集説明会を以下の通り開催します。
【第1回】1月25日(木曜日)14時~
【第2回】1月31日(水曜日)14時~
さらに、募集内容のオンデマンド配信も2月1日(木曜日)以降に行います。なお、本説明会へ出席しなくても応募は可能です。
令和6年4月~5月(予定)
令和6年5月~6月(予定)
令和6年8月以降(予定)
以下のホームページから募集要項等の関連資料を入手し、詳細をご確認ください。
募集情報(※英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業)
英知事業について(※日本原子力開発機構 廃炉環境国際共同研究センター)
研究開発局 原子力課(03-6734-4571)