南極地域観測隊長等が盛山大臣を表敬訪問

4月24日(水曜日)
科学技術・学術

  4月24日、橋田元第65次南極地域観測隊長、永木毅同副隊長(夏隊)、樋口和生第64次南極地域観測隊副隊長(越冬隊長)、南極観測船「しらせ」齋藤一城艦長、野木義史国立極地研究所長が盛山大臣へ帰国の報告に訪問されました。今枝副大臣も同席しました。

  橋田隊長からは、今回の主な活動である100万年以上前の空気を閉じ込めた氷を掘削する拠点である「ドームふじ観測拠点Ⅱ」の完成と掘削の開始などについて報告されました。

  盛山大臣は、厳しい自然環境の中での観測隊の活動を労うとともに、掘削拠点の完成までに一番苦労したことや越冬期間中の南極環境の変化について質問し、永木副隊長から気温の低さや空気の薄さにより活動が制限されること、樋口越冬隊長から過去10年で3番目の大きさのオゾンホールを観測したとの説明を受けました。
  また、今枝副大臣から齋藤艦長へ、南極航海を経験することによる乗組員の技量向上などについて質問される等、意見交換が行われました。

  文部科学省では引き続き南極地域の観測を実施し、地球規模の気候変動の解明や科学的知見による国際社会への貢献に取り組んでまいります。

※南極観測のページ(国立極地研究所HP)
南極観測のホームページ|国立極地研究所 (nipr.ac.jp)別ウィンドウで開きます

左から:
野木 義史  国立極地研究所長
永木 毅   第65次南極地域観測隊副隊長
橋田 元   第65次南極地域観測隊長兼夏隊長
盛山 正仁  文部科学大臣
齋藤 一城  「しらせ」艦長
樋口 和生   第64次南極地域観測隊副隊長兼越冬隊長
今枝 宗一郎  文部科学副大臣