盛山大臣が日本経済団体連合会と意見交換

3月27日(水曜日)
教育、科学技術、文化

  3月27日、盛山大臣は、日本経済団体連合会十倉会長らと、「博士人材の産業界における活躍促進」、「スタートアップ・エコシステムの強化」、「日本発コンテンツのグローバル展開」について意見交換をしました。

  盛山大臣は、自らを座長とする「博士人材の社会における活躍促進に向けたタスクフォース」において26日に取りまとめた「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」を紹介し、社会全体の成長・発展をけん引する博士人材について、民間企業による採用の拡大・処遇の改善、従業員の博士号取得支援等、産業界の協力をお願いしたいこと、文部科学省としても博士人材への経済的支援の充実や大学院教育改革を行っていくこと、産学官が連携して対応していくことが重要であることなどについて話をしました。
  また、スタートアップは、社会課題解決や経済成長等を実現する観点から不可欠であり、それが継続的に創出・育成されるエコシステムの構築に向けて、産業界とも連携して取り組んでいきたいと話しました。
  加えて、今年度補正予算においてクリエイター育成等に向けて60億円の基金を新規設置しており、クリエイター等の活動を支援しながら、日本発の優れたコンテンツの振興・海外展開等を進めていきたいと話しました。

  十倉会長は、イノベーション創出に不可欠な高い専門性やスキルを有する高度専門人材をめぐっては、国際的な人材獲得競争が激化するなかで、2月に経団連として初めてとなる博士人材や女性理工系人材の育成・活躍に焦点を当てた提言を取りまとめ、産官学が同じ認識を共有して取り組んでいく必要があると述べられました。
  また、科学技術立国の実現に向けた取組強化や、コンテンツを国の成長産業と位置付けた戦略的なコンテンツ政策の推進をお願いされました。