盛山大臣が国立近現代建築資料館での「アイヌの建築と工芸の世界」等を視察

3月21日(木曜日)
文化芸術

  3月21日、盛山大臣は、国立近現代建築資料館で開催されている展覧会「アイヌの建築と工芸の世界」と旧近衛師団司令部庁舎で開催されている展覧会「技を極める ―伝統工芸が伝えるメッセージ」を視察しました。

  「アイヌの建築と工芸の世界」は、国立アイヌ民族博物館と68の会員機関(アイヌ文化ネットワーク)、国立近現代建築資料館とが協力し、アイヌ文化を紹介する展覧会です。
  アイヌ語で「チセ」という「家屋」の10分の1の模型などを使い、チセの作りや間取り、防寒の工夫、生活の様子等や、チセの中で作り出される工芸品等が紹介されています。

  盛山大臣は、文化庁の内田アイヌ文化調査官と国立アイヌ民族博物館の宮地学芸員からアイヌの方々の生活の知恵や風習等について説明を興味深く聞きながら、それぞれについて質問していました。

  「技を極める ―伝統工芸が伝えるメッセージ」では、現在活躍されている重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)や次世代を担う若手工芸作家の作品が展示されており、作品に用いられた伝統的工芸技術などについて、同展監修者の松原龍一氏(元京都国立近代美術館副館長)から説明いただきながら、緻密で独創的な作品を見て回りました。

  文化庁では、アイヌの方々が持つ自然観により培われてきた固有の文化や、無形文化財としての工芸技術など、それぞれが持つ素晴らしさや魅力を今の世代や次の世代に知っていただき、繋いでいくことに取り組んでまいります。

▼国立近現代建築資料館での展覧会「アイヌの建築と工芸の世界」
3月24日(日)まで開催
https://nama.bunka.go.jp/exhibitions/2403別ウィンドウで開きます

▼旧近衛師団司令部庁舎での展覧会「技を極める ―伝統工芸が伝えるメッセージ」
3月24日(日)まで開催
https://kogei2024.com/別ウィンドウで開きます

【国立近現代建築資料館での展覧会「アイヌの建築と工芸の世界」】

【旧近衛師団司令部庁舎での展覧会「技を極める ―伝統工芸が伝えるメッセージ」視察】